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テルモ、資生堂、ニチイ学館など

2018/8/9 15:37 FISCO
<6773> パイオニア 133 +15大幅反発。リスク注記などが不安視され、決算発表後に株価は急落していたが、本日は、カルソニックカンセイなど複数社に支援を要請、資本・業務提携する検討に入ったとの報道が伝わり、押し目買い材料とされている。外部資本の受け入れによる再建資金の確保を狙いとしているもよう。当面は、9月下旬に返済期限を迎える借入金の手当てが焦点となっており、銀行などでは提携など新たな経営再建策の提示を条件としているようだ。 <4543> テルモ 5900 -120大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業益は259億円で前年同期比9%減益、市場予想を15億円程度下振れたともよう。上期計画は545億円から480億円に、通期は1145億円から1080億円に減額修正した。業績下振れの背景は、7月4日に発表した愛鷹工場製品の出荷遅延による影響。8月中旬に出荷再開を目指すとされており、一過性要因とはみられるものの、一転して通期減益見通しを嫌気する動きが先行へ。 <5713> 住友鉱 3859 -90大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、税前利益は379億円で前年同期比17.1%増益となった。ほぼ市場予想線上での着地に。一方、上半期の税前利益は610億円から640億円に上方修正しているものの、コンセンサス予想を大きく下回っている。フィリピンのニッケル精錬所の生産トラブルなどでニッケル生産量が減少しているもようで、市場の期待値はやや低下する状況となっている。 <6383> ダイフク 5200 +290大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は85億円で前年同期比27.7%増益となった。また、通期予想は460億円から480億円、前期比20.2%増益に上方修正している。上方修正後の数値は市場想定線上で大きなサプライズはなかったが、受注高も4900億円から5100億円に引き上げており、来期以降のコンセンサス切り上がりにつながっている。主力のマテハン事業の堅調な受注が継続しているようだ。 <1925> 大和ハウス 3636 -222大幅続落。引き続き、前日の取引時間中に発表した決算内容が弱材料視されている。第1四半期営業利益は753億円で前年同期比3.4%増と増益を確保したものの、物件売却益の増加などが牽引しており、事業施設を中心に請負の粗利益率は低下しており、ネガティブな見方が優勢のもよう。また、7月の単体受注は前年同月比7%減、融資環境悪化の影響などに対する警戒感につながっている。 <4911> 資生堂 8140 +592大幅反発。前日は取引時間中の決算発表後に急落。第1四半期は市場予想を大幅に上回る決算となったが、通期の上方修正値は市場予想を下回り、実質下期は大幅減益見通しの形となったことから、出尽くし感が強まった。ただ、説明会では、原価改善策によって修正計画比100-150億円の上乗せに意欲を示したこと、下期に追加マーケティング費用増を織り込んでいることなどが明らかとなり、見直しの動きが急速に強まる形に。 <6340> 渋谷工 4190 +700ストップ高。前日に前6月期の決算を発表、営業利益は96億円で前期比12.3%増益、従来予想の91億円を上回る着地となった。また、今期見通しは102億円で同6.2%増益としており、想定以上に堅調な推移と捉えられている。また、前期配当金は40円から50円に引き上げで前々期比で5円の増配。今期は60円予想とさらなる引き上げを計画している。 <2681> ゲオHD 1717 +300大幅続伸でストップ高。前日に発表した第1四半期決算がポジティブなサプライズとなっている。営業利益は37.2億円で前年同期22.7%増益、通期予想は86億円で前期比41.4%の減益予想であり、想定外に好調なスタートとなっている。「セカンドストリート」の順調な新規出店が進み、リユースの伸長が利益増に寄与した。また、効率的なオペレーションの見直しなどにより販管費率も低下している。 <3431> 宮地エンジ 2340 +400ストップ高比例配分。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は14.9億円で前年同期比27.8%増益となった。従来の上半期計画を大幅に上回る着地となり、会社側では上半期予想を10億円から20億円に、通期は23億円から40億円に、それぞれ大幅に上方修正している。各工事の進捗が順調に推移して、想定以上に採算が改善した工事もあるもよう。年間配当金も従来の40円から60円引き上げている。 <9792> ニチイ学館 1003 -258急反落で下落率トップ。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は12.6億円で前年同期比16.8%減となった。上半期計画は50億円で同33.2%の大幅増益予想であり、予想外の2ケタ減益スタートになっている。主力の医療関連や介護部門はわずかながら減収減益、また、先行費用の発生によりヘルスケア部門が赤字に転落した。教育部門やセラピー部門なども赤字幅が拡大している。 《US》
関連銘柄 10件
1925 東証プライム
4,657
11/25 15:30
-33(-0.7%)
時価総額 3,071,194百万円
賃貸住宅事業、商業施設事業、事業施設事業が柱。戸建住宅事業やマンション事業、環境エネルギー事業等も手掛ける。商業施設事業では大型物件への取り組みを強化。中計では27.3期売上高5兆5000億円目指す。 記:2024/06/13
2681 東証プライム
1,582
11/25 15:30
-9(-0.57%)
時価総額 62,823百万円
映画・音楽・ゲーム等を取り扱うメディアショップ「ゲオ」、総合リユースショップ「セカンドストリート」を中核とする持株会社。グループ店舗数は2100店舗超。「GEO mobile」の単独店出店などを推進。 記:2024/06/25
1,882
11/25 15:30
-15(-0.79%)
時価総額 52,090百万円
橋梁事業や超高鉄塔・特殊構造物の建設、保全事業等を手掛ける宮地エンジニアリングを中核とする持株会社。明石海峡大橋で実績。新設関連、鉄道関連は受注好調。総還元性向60%目安。27.3期売上高750億円目標。 記:2024/06/15
4543 東証プライム
3,108
11/25 15:30
+35(1.14%)
時価総額 4,633,086百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4911 東証プライム
2,833
11/25 15:30
+104(3.81%)
時価総額 1,133,200百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5713 東証プライム
3,782
11/25 15:30
-41(-1.07%)
時価総額 1,099,859百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
6340 東証プライム
3,930
11/25 15:30
+5(0.13%)
時価総額 110,630百万円
ボトリングシステム、半導体製造システム等を手掛ける機械メーカー。1931年創業。石川県金沢市に本社。飲料用無菌充填システムで高シェア。新市場開拓による海外市場の拡大図る。27.6期売上高1500億円目標。 記:2024/10/10
6383 東証プライム
3,309
11/25 15:30
+21(0.64%)
時価総額 1,256,857百万円
マテリアルハンドリング業界最大手の物流システムメーカー。1937年創業。自動倉庫システム、無人搬送車、仕分け・ピッキングシステム等を手掛ける。一般製造業・流通業向けではFA分野における新領域開拓等に注力。 記:2024/08/06
6773 東証1部
65
3/26 15:00
±0(0%)
時価総額 125,017百万円
カーナビ等カーエレクトロニクス事業が主力。家電AV機器事業から撤退。車載関連ビジネスの成長等に注力。地図事業を強化。香港投資ファンドの完全子会社化により、同社株は上場廃止予定。19.3期2Qは業績苦戦。 記:2019/01/21
9792 東証1部
1,665
11/4 15:00
±0(0%)
時価総額 121,575百万円
介護、医療事務受託大手。家事支援サービス、保育サービス等も手掛ける。事業間連携によるシナジー効果が強み。MBO成立により上場廃止へ。21.3期1Qは医療関連部門が増収。契約適正化交渉でユーザー単価が上昇。 記:2020/09/26