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アステラス薬、日本通信、TDKなど

2018/6/1 16:16 FISCO
<4503> アステラス薬 1694 +29.5続伸。発行済み株式数の3.04%に当たる6000万株、1000億円を上限に自社株買いを実施すると発表、高水準の自社株買いはサプライズとみられ、今後の需給改善期待が高まる展開になっている。取得期間は6月1日から9月20日までとしている。また、ロキサデュスタットのフェーズ3試験結果、経口JAK阻害薬ペフィシチニブの日本での製造販売承認申請などもポジティブに捉えられている。 <4666> パーク24 2921 -17もみ合い。前日に第2四半期の決算発表。営業益は93.01億円で前年同期比8.7%増、国内外の駐車場事業がともに順調だったほか、レンタカーなど展開するモビリティ事業も利益増に貢献した。ただ、市場想定内であるほか、先に伝わった観測報道に沿った数値でもあるため、サプライズは乏しい状況。豪雪の影響などがあったといえ、第1四半期の同17.9%増から増益率が鈍化していることを嫌気する向きもあるようだ。 <6632> JVCKW 321 -40大幅続落。野村證券を割当先とする第三者割当で新株予約権を発行することを発表している。潜在的な株式価値の希薄化をネガティブ視する動きが先行している。希薄化は最大で17.99%となるもよう。当初行使価格は361円で、下限行使価格は289円となる。手取り概算額は90億円超、調達資金はパブリックサービス分野における業務用無線システムおよびヘルスケア事業への投資などに充当するもよう。 <9424> 日本通信 169 +50急騰。FinTechプラットフォームに関し、群馬銀や千葉銀など6社共同で実証実験を行うと発表している。また、この実験は金融庁の「FinTech実証実験ハブ」の支援案件としても決定されているようだ。同社は「サブSIM」というICカードを用いることで、高度なセキュリティ機能を活かしたプラットフォームを開発、実証実験で活用されるようだ。株価水準の値頃感妙味に、短期資金の関心が高まる状況に。 <4182> 菱瓦斯化 2803 +22続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に、目標株価も3250円から3560円に引き上げている。芳香族の構造改革や合成樹脂の高付加価値化による収益体質の改善、メタノールや界面法ポリカーボネートの需給懸念の少なさから業績予想を上方修正、今期経常益は902億円で会社計画の750億円を大幅に上回ると予想。なお、野村證券では三井化学や三菱ケミカルは格下げしており、選別物色も強まる。 <4369> トリケミカル 4910 +360大幅続伸。前日に発表した第1四半期決算が買い材料となっている。営業利益は5.3億円となり、上半期計画9億円に対する進捗率は60%となった。前年同期の単独比では49%増と大幅増益に。データセンター向けなどに対する旺盛な半導体需要を背景に、主力の半導体製造用高純度化学品などが好調に推移している。業績予想は据え置きだが、早々と通期業績の上振れ期待なども織り込む展開のようだ。 <9603> H.I.S. 3655 -105大幅続落。前日に第2四半期の決算を発表、累計営業利益は76.2億円で前年同期比22%増益となったが、経常利益は78億円で同26%減益になっている。営業外での為替差損の発生などが経常減益の要因に。4月27日に下方修正した数値よりは上振れで着地したものの、あく抜け感などが強まる状況にはならず。なお、前日にはPDエアロスペースへの追加出資なども発表している。 <6624> 田淵電 237 -20大幅続落。前日に18年3月期の決算を発表、営業損益は43.6億円の赤字となり、従来予想39億円の赤字をやや下回った。今期は6億円の赤字計画となっており、赤字決算の継続見通しを嫌気する動きになっている。太陽光発電市場の大幅な縮小の影響が引き続き響くもようだ。なお、2月に発表した中期計画では黒字転換が見込まれていた。 <4927> ポーラオルHD 5100 -290大幅反落。ジェフリーズ証券では投資判断を「バイ」から「ホールド」に格下げしており、利食い売りの材料とされている。国内リンクルショットには一巡感があり、18年12月期以降の業績成長率は緩やかになると予想している。3年間の営業利益の平均成長率は9.2%と予想しており、業界平均10.6%とほぼ同水準。一方、予想PERは38.7倍で平均34倍を上回っていると指摘。 <6762> TDK 9940 +160変わらず挟み4日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に、目標株価も10000円から13000円に引き上げている。自動車の電子化によりコンデンサやインダクタなど受動部品の業績拡大が予想されること、二次電池の利益のさらなる拡大が予想されることなどから業績予想を上方修正しているもよう。センサの損失計上に関しては織り込み済みとみている。 《FA》
関連銘柄 10件
4182 東証プライム
2,925
11/26 15:30
-17(-0.58%)
時価総額 650,049百万円
メタノール、芳香族化学品等のグリーン・エネルギー&ケミカル事業、無機化学品等の機能化学品事業が柱。BT積層板、脱酸素剤等で世界トップシェア。不採算事業の見直し・再構築図る。27.3期売上8500億円目標。 記:2024/10/09
4369 東証プライム
2,766
11/26 15:30
-65(-2.3%)
時価総額 89,892百万円
半導体向け高純度化学材料が主力。光ファイバー用材料や太陽電池用材料等も。山梨県上野原市に本社。開発から製造まで全ての工程を内製化。27.1期売上高226億円目標。半導体製造用化学化合物の生産能力向上図る。 記:2024/07/26
4503 東証プライム
1,572
11/26 15:30
±0(0%)
時価総額 2,844,790百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4666 東証プライム
1,784.5
11/26 15:30
+7.5(0.42%)
時価総額 305,235百万円
時間貸駐車場「タイムズパーキング」、月極駐車場の運営を行う。英国、豪州などにも進出。モビリティサービス「タイムズカー」の提供等も。国内タイムズパーキング件数は1.8万件超。モビリティ事業は会員数が順調増。 記:2024/10/07
1,383.5
11/26 15:30
+18.5(1.36%)
時価総額 317,010百万円
1929年創業の化粧品メーカー「ポーラ」、スキンケア中心の「オルビス」などを傘下に収める持株会社。ジュリーク、スリーなどのブランドも展開。ポーラブランドではエイジングケア、美白中心に高機能商品を投入。 記:2024/09/02
6624 東証1部
109
9/26 15:00
+1(0.93%)
時価総額 11,372百万円
産業用・民生用の電源機器、トランスが主力。インバータエアコン用変成器は国内シェアトップ。トランス高度設計技術等が強み。エアコン向けリアクタの拡販等を図る。20.3期は営業黒字転換計画。1ドル105円想定。 記:2019/07/26
6632 東証プライム
1,450.5
11/26 15:30
-2.5(-0.17%)
時価総額 237,882百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
6762 東証プライム
1,848.5
11/26 15:30
-49.5(-2.61%)
時価総額 3,593,225百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
9424 東証プライム
139
11/26 15:30
-2(-1.42%)
時価総額 23,063百万円
MVNO事業者。2001年に世界で初めてデータ通信MVNO事業を開始。SIM事業、FPoS事業、ローカル4G/5G事業を手掛ける。日本通信SIMの契約回線数は順調増。FPoSの評価定着、事例拡大図る。 記:2024/07/05
9603 東証プライム
1,757
11/26 15:30
-114(-6.09%)
時価総額 140,316百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09