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ヤマトHD、イリソ電子、伯東など

2017/4/25 16:00 FISCO
<9064> ヤマトHD 2430 +129大幅続伸。ヤマト運輸は、9月にも宅配便の基本運賃を5~20%引き上げる方針を固めたと報じられている。消費者が対象となる値上げは、消費増税時を除くと27年ぶりとなる。荷物の大きさで1個当たり約150円から200円程度を段階的に上乗せするようだ。また、アマゾンなど割引を適用している大口顧客には一層の値上げ率を求めるともされており、改めて採算性の向上への期待感が高まった。 <7433> 伯東 1146 +139急伸。17年3月期の通期予想を上方修正し、営業利益は17.00億円から20.70億円、最終利益も12.00億円から19.00億円に引き上げた。車載向け及びタブレット端末向け半導体の好調と東南アジアにおける電子部品の取引増加などによる売上増、連結子会社の吸収合併に伴う税金費用の減少などが寄与。また、上限150万株(発行済株式総数に対する割合6.84%)の自社株買いの発表も支援材料に。 <6701> NEC 270 +9大幅高。17年3月期の通期利益予想の上方修正を発表。営業利益は300億円から410億円、最終利益も200億円から270億円に引き上げた。システムプラットフォーム事業やテレコムキャリア事業などにおける費用効率化が奏功したようだ。1月30日にパブリック事業やその他の海外事業での採算性悪化などを理由に大幅な下方修正を発表していただけに、一転しての上方修正がポジティブ視された。 <6908> イリソ電子 6860 +410大幅続伸。みずほ証券では、レーティング「買い」、目標株価8600円でカバレッジを再開。主力の車載向けコネクタは、自動車の電装化に伴い中長期的な需要拡大トレンドにある。また、ADAS(先進運転支援システム)等の高信頼分野で売上を伸ばしていることが買い推奨の理由のようだ。自動車電装化による需要拡大は継続しており、18年3月期以降、全体業績は再度成長に向かうと見ている。 <5938> LIXIL G 2713 -105反落。17年3月期の通期予想の上方修正を発表。営業利益は650億円から670億円、最終利益も380億円から400億円に引き上げている。海外のウォーターテクノロジー(水回り)事業の順調な成長と国内事業におけるコスト低減や販管費の抑制などが寄与したようだ。なお、上方修正がコンセンサス(最終利益は450億円程度)に達しなかったことから、本日は売りに押される展開となった。 <5702> 大紀アルミ 492 +24大幅続伸。17年3月期の通期予想の上方修正を発表。営業利益は43.90億円から47.30億円に引きあげたことが好感されている。製品と原料の価格差が計画を上振れし、売上総利益が増加したことが主な要因となったようだ。また、期末配当予想を6円から2円増額した8円(年間14円)としたことも支援材料に。 <6502> 東芝 216 +7.9続伸。傘下のスイス電力計大手ランディス・ギアについて、日立<6501>が英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズと組んで買収提案したことがわかったと報じられている。買収額は2000億円超とみられている。また、富士電機<6504>など複数企業や投資ファンドも買収提案に向けて検討に入ったもよう。買収を通じた財務状況の改善進展への期待感が先行する格好となった。 <4004> 昭和電工 1905 +161後場に急伸。16年12月期の通期決算を発表。最終利益が前期比約13倍の123億円で着地。石油化学事業が好調だった他、孫会社の会計処理を巡る特損などが前期に比べ減少したことが寄与したもよう。また、17年12月期の通期営業利益予想は同29.6%増の545億円となり、コンセンサス(480億円程度)を上振れる見通しが買い材料視されている。 《DM》
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