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日本光電、淺沼組、ダイセルなど

2015/11/5 16:44 FISCO
<5801> 古河電工 241 +33急伸。前日に発表した上半期の決算がポジティブインパクトにつながっている。上半期営業利益は91.4億円で前年同期比46.5%増益、従来予想の65億円を大きく上ぶれて着地。市場コンセンサスも30億円程度上回ったと見られる。通期予想230億円、前期比28.7%増益は据え置いているが、もともと下振れ懸念が強かったと見られ、計画達成の確度が高まったことをポジティブ視。 <7238> 曙ブレーキ 320 -42急落。不適切会計の可能性が判明したとして、第2四半期の決算発表を延期すると発表している。9月度売上高において2.1億円の売上過大計上が判明、類似案件がないかどうかを調査するとしている。先行きの不透明感につながる格好のようだ。また、今期業績は米国を中心に大幅な下振れの可能性があるとして、年間配当金を従来予想の10円から無配にするとの発表も警戒感につながる。 <9984> ソフトバンクG 6857 +34伸び悩みもみ合い、相対的に上値の重い動きとなっている。前日に第2四半期の決算を発表しているが、ほぼ想定どおりの水準で着地、インパクトの乏しい内容となっている。引き続き、最大の課題となっているスプリントの業容改善を見守りたいとの動きになっているようだ。また、国内通信事業の目立ったモメンタム改善も今回の決算では見出しにくくなっている。 <6178> 日本郵政 1820 +60買い先行。前日に新規上場、それぞれ好スタートを切った郵政3社は本日も買いが優勢の展開になっている。同社も前日は引けにかけて大幅高の展開になったが、引き続きバリュエーション面での割安感、需給妙味などを背景に、上値を目指す形となっている。なお、MSCIでは、同社とゆうちょ銀行を18日から指数に組み入れると発表、短期的な需給期待の一段の高まりにもつながっているようだ。 <1852> 淺沼組 320 +39急伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の9.2億円から25.5億円に、通期では21億円から40億円に上方修正している。順調な工事の進捗、工事の採算改善などが業績上振れの背景に。足元では、建設株の上方修正は出尽し感につながりやすかったが、修正幅の大きさを評価する流れが優勢に。なお、奥村組<1833>、宮地エンジ<3431>、東洋建設<1890>なども前日に大幅な上方修正を発表しているが、小動きにとどまる状況へ。 <6849> 日本光電 2534 +210大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は42.2億円で前年同期比23.3%減益、従来予想の35億円を上振れている。一方、通期予想は180億円から165億円に下方修正している。第1四半期は1.3億円で前年同期比87.4%の大幅減益になっていたことから、通期計画の下振れは想定線とも捉えられ、上半期の上振れ着地で過度な下振れ懸念は後退する方向にも。また、日本医師会が電子カルテの普及に向けた基盤整備に乗り出すと報じられていることなども、電子カルテシステムなど扱う同社には支援材料として期待感に。 <8058> 三菱商事 2034.5 -134.5決算発表後は大幅安となる展開に。上半期純利益は1549億円で前年同期比39.3%減益、通期予想は3600億円から3000億円にまで下方修正。市場予想の3500億円レベルも大きく下回っている。年間配当金も56円の従来予想から50円に引き下げへ。業績懸念は強かったものの、他の総合商社との比較でもモメンタムは悪く、あらためて売り圧力が強まる格好に。 <4202> ダイセル 1742 +117強い動き。前日には、ホンダが新車種に搭載するエアバッグではタカタ製を使用しないと伝わっている。それに伴い、日本ブラストや芦森工業<3526>などには代替需要への期待が高まる格好となっており、こうした需要シフトへの期待が同社にも波及しているようだ。シティグループ証券では、米NHTSAが硝酸アンモニウムを使ったインフレーターの製造・販売要請の中止を命じていることで、同社など硝酸グアジニンを薬剤として使っているメーカーにポジティブと指摘しているようだ。 <2914> JT 4442 +284朝方から強い動きが目立つ。前日に発表した決算がポジティブ視されている。第3四半期累計での調整後営業利益は5103億円、前年同期比2.6%減益となったが、市場予想はやや上振れる着地になったと見られる。通期予想は従来の6140億円から6180億円に上方修正している。国内タバコ事業の上振れが主因に。また、年間配当金予想を108円から118円に引き上げている。大型M&A実施後で株主還元策への警戒感が強まっていた中、ポジティブなインパクトに。 <9983> ファストリ 44770 +420もみ合い。前日に10月の月次動向を発表、既存店売上高は前年同月比5.5%増、3ヶ月連続のプラスとなり、前月の同2.6%増から増収率は高まる格好になった。ただ、カレンダー要因が押し上げ効果につながったほか、Uアローズやアダストリアなど他の衣料品専門店との比較では増収率は限定的と、サプライズの乏しい状況になっている。つれて、小売セクター全般の相対的にさえない動きなどに押される形に。 《XH》
関連銘柄 14件
1833 東証プライム
3,875
11/28 15:30
+75(1.97%)
時価総額 149,827百万円
1907年創業のゼネコン中堅。土木事業、建築事業、投資開発事業を展開。トンネル技術、免震技術などが強み。関西国際空港旅客ターミナルビルなどで施工実績。配当性向70%以上目安。不動産事業の拡大等に取り組む。 記:2024/10/07
1852 東証プライム
650
11/28 15:30
+4(0.62%)
時価総額 52,511百万円
民間建築主力の中堅ゼネコン。1892年創業。高層ビル等の建築や大規模土木、官公庁工事など幅広く手掛ける。宮内庁正倉院事務所などで施工実績。配当性向70%以上目安。中計では27.3期営業利益64億円目指す。 記:2024/06/13
1890 東証プライム
1,289
11/28 15:30
+21(1.66%)
時価総額 121,644百万円
海上土木に強みを持つ総合建設会社。1929年設立。陸上土木や建築工事、不動産事業等も。中部国際空港などで施工実績。フィリピンなど海外でも実績多数。成長ドライバーに位置付ける洋上風力建設事業に注力。 記:2024/08/02
2914 東証プライム
4,258
11/28 15:30
+15(0.35%)
時価総額 8,516,000百万円
世界的な大手たばこメーカー。メビウス、セブンスター等のブランドを展開。製薬会社の鳥居薬品、加工食品メーカーのテーブルマーク等を傘下に持つ。たばこ事業は販売数量増などで、自社たばこ製品売上収益が順調。 記:2024/07/01
1,895
11/28 15:30
+35(1.88%)
時価総額 52,450百万円
橋梁事業や超高鉄塔・特殊構造物の建設、保全事業等を手掛ける宮地エンジニアリングを中核とする持株会社。明石海峡大橋で実績。新設関連、鉄道関連は受注好調。総還元性向60%目安。27.3期売上高750億円目標。 記:2024/06/15
3526 東証スタンダード
2,440
11/28 15:30
+5(0.21%)
時価総額 14,779百万円
シートベルトやエアバッグ等の自動車安全部品事業が主力。1878年創業。マツダなど完成車メーカーが主要取引先。消防用ホース、高圧噴霧消火装置なども。消防用ホースは販売順調。豊田合成との協業深化を図る。 記:2024/06/15
4202 東証プライム
1,331.5
11/28 15:30
+8.5(0.64%)
時価総額 368,750百万円
1919年創業の化学メーカー。酢酸等のマテリアル事業が主力。自動車エアバッグ用インフレータ、化粧品原料、医薬品用添加剤、ディスプレイ材料等も手掛ける。総還元性向40%以上目標。酢酸は国内外で拡販図る。 記:2024/08/29
5801 東証プライム
5,940
11/28 15:30
+92(1.57%)
時価総額 419,762百万円
国内電線大手。1884年創業。ワイヤハーネス、電線等の電装エレクトロニクス部門が柱。光ファイバ・ケーブル、通信用波長可変光源などで世界トップクラス。情報通信ソリューション部門では製販体制の強化図る。 記:2024/08/26
6178 東証プライム
1,480
11/28 15:30
+20(1.37%)
時価総額 5,576,448百万円
日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に収める日本郵政グループの持株会社。約2万4千局の郵便局ネットワークを持つ。郵便・物流事業、不動産事業に資源を積極投入。アジア中心にロジスティクス事業を強化。 記:2024/10/04
6849 東証プライム
2,133.5
11/28 15:30
+23.5(1.11%)
時価総額 364,747百万円
医用電子機器メーカー。国内で唯一AEDを製造。脳波計、生体情報モニタなどで国内トップシェア。医療機器の設置工事、保守サービス等も。総還元性向35%以上目安。製品競争力の強化、北米事業の成長等に注力。 記:2024/06/29
7238 東証プライム
112
11/28 15:30
±0(0%)
時価総額 15,231百万円
ブレーキ、ブレーキ用摩擦材の開発・生産・販売等を行う。1929年創業。自動車用ディスクブレーキ等が主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。中国系完成車メーカー向けに高付加価値製品の拡販などに取り組む。 記:2024/07/04
8058 東証プライム
2,548
11/28 15:30
+19(0.75%)
時価総額 10,648,138百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
51,100
11/28 15:30
-90(-0.18%)
時価総額 16,261,093百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
9,048
11/28 15:30
+67(0.75%)
時価総額 13,300,515百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17