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日経平均は反発、半導体株高に今後の銘柄選別窺えるか

2019/10/18 12:22 FISCO
*12:22JST 日経平均は反発、半導体株高に今後の銘柄選別窺えるか  日経平均は反発。125.10円高の22576.96円(出来高概算5億1000万株)で前場の取引を終えている。  17日の米株式市場でNYダウは反発し、23ドル高となった。機械のハネウェル・インターナショナルや金融大手モルガン・スタンレーの決算が市場予想を上回った。英国の欧州連合(EU)離脱を巡り両者が合意したことも好感されたが、英議会で反発の声が相次ぎ、承認が得られるか不透明との見方から伸び悩んだ。本日の日経平均は米企業決算を受け、業績改善期待から76円高でスタート。朝方は22600円手前でもみ合う場面が続いたが、取引時間中に発表された中国の7-9月期国内総生産(GDP)が市場予想をやや下回る伸びとなり、中国政府による景気刺激策への思惑から22649.85円(197.99円高)まで急伸する場面があった。東証1部の値上がり銘柄は全体の6割ほど、対して値下がり銘柄は3割強となっている。  個別では、ファーストリテ<9983>、村田製<6981>、キーエンス<6861>などが堅調。SUMCO<3436>が4%超、SCREEN<7735>が8%近い上昇となるなど半導体関連株の一角が大きく買われた。半導体受託生産(ファウンドリー)の台湾積体電路製造(TSMC)の決算が市場予想を上回り、今期の設備投資額も大幅に上方修正し、関連銘柄に買いが波及したようだ。太陽誘電<6976>などの電子部品株やファナック<6954>などの設備投資関連株の一角でも上げが目立つ。また、リブセンス<6054>の成功報酬型賃貸情報サイト事業を買収すると発表したキャリアインデ<6538>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、東エレク<8035>、ソニー<6758>などがさえない。資生堂<4911>は2%超の下落。また、RPA<6572>などが東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、ガラス・土石製品、鉄鋼、繊維製品などが上昇率上位。反面、食料品、情報・通信業、ゴム製品などが下落率上位だった。  前日のNYダウは20ドルあまりの上昇にとどまったが、本日の日経平均は朝方から上げ幅を3ケタに広げ、比較的強い印象だった。中国GDPが発表された直後には急伸する場面があり、今週16日に付けた取引時間中の年初来高値を再び更新した。一昨日にも指摘したが、米中貿易協議での部分合意などを背景に市場が楽観ムードに傾いている。来週からの日本企業の決算発表を前に業績底入れ期待も広がり、株価は強含みとなるだろう。先行して発表されている海外企業の決算が刺激材料となるが、本日は台湾TSMCの決算を受けて特に半導体関連株の一角で上げが目立つ。  ただ、SUMCOやSCREENが大幅高となる一方、ここまで一本調子の上昇が続いていた東エレクが利益確定売りに押されるなど、関連銘柄が総じて買われているわけではない。海外企業の決算で実際の業界環境が見えてきており、ファウンドリー向けや高性能なロジック半導体向けが比較的好調だが、メモリ向けではなお先行き不透明感があるとの見方が多い。業績底入れ期待からここまで値上がりしてきた外需株でも、今後銘柄選別の動きが出てきそうだ。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 14件
3436 東証プライム
2,565.5
5/10 9:44
+174.5(7.3%)
時価総額 898,374百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
4911 東証プライム
4,488
5/10 9:44
-2(-0.04%)
時価総額 1,795,200百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6054 東証スタンダード
223
5/10 9:40
-2(-0.89%)
時価総額 6,280百万円
インターネットメディアを運営。「マッハバイト」や「転職会議」などの求人メディアを軸に、不動産情報サイトも展開。面接最適化ツール「batonn」を育成。マッハバイトの取引拡大により、23.12期は利益急伸。 記:2024/02/22
6538 東証スタンダード
173
5/10 9:34
±0(0%)
時価総額 3,628百万円
求人情報サイト運営会社。転職情報の「キャリアインデックス」、アルバイトや派遣の情報サイト「ラコット」等を運営する。今期3Q累計は増収も、マーケティング事業でHR領域のコストが高騰した。不動産も足踏み。 記:2024/03/08
6572 東証プライム
258
5/10 9:44
-8(-3.01%)
時価総額 15,978百万円
ロボットアウトソーシング事業、ロボットトランスフォーメーション事業を展開。BizRobo!、RoboRoboともに導入企業数が増加。ライセンス収入は好調。特別利益計上。24.2期3Qは最終黒字転換。 記:2024/01/28
6758 東証プライム
11,715
5/10 9:44
-155(-1.31%)
時価総額 14,773,576百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
70,640
5/10 9:44
+990(1.42%)
時価総額 17,180,213百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,724
5/10 9:44
+96(2.07%)
時価総額 4,769,100百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6976 東証プライム
3,365
5/10 9:44
+44(1.32%)
時価総額 438,184百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
2,804
5/10 9:44
+19.5(0.7%)
時価総額 5,684,950百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
16,010
5/10 9:44
-1,590(-9.03%)
時価総額 1,626,456百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7974 東証プライム
7,973
5/10 9:44
+376(4.95%)
時価総額 10,354,455百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
35,970
5/10 9:44
+760(2.16%)
時価総額 16,964,639百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
41,300
5/10 9:44
+670(1.65%)
時価総額 13,142,527百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27