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日経平均は5日続伸、上値では利食い売りも底堅さキープ

2019/10/17 12:14 FISCO
*12:14JST 日経平均は5日続伸、上値では利食い売りも底堅さキープ  日経平均は5日続伸。31.05円高の22503.97円(出来高概算5億5213万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、引き続き一部企業の好決算が好感されて底堅さが意識されるなか、9月の小売売上高は前月比0.3%減と市場予想(0.2%増)を下回ったことが嫌気され、主要3指数は揃って反落。そのほか、前週の貿易協議に関して、「一部の中国高官が購入額や期限について異議を唱えている」と一部米メディアが報じたことから、米中協議の合意事項の円滑な履行が懸念されたことや、地区連銀経済報告(ベージュブック)において、複数企業が経済成長見通しを下方修正したことが示されたことなども重しとなった。こうした米国株安の流れに加えて、足元の4営業日続伸で1000円上昇した日経平均には利益確定売りが先行した。為替市場の円安基調継続を背景に指数先物への海外短期筋による買い戻しの動きが強まり、日経平均は寄り付き直後にプラスに転じた。日経平均は前日高値を前に利食い売りの動きもみられたが、値がさ株や電子部品株中心に堅調であった。  セクターでは、海運業が1%高となったほか、空運業や化学、電気機器などがプラス圏で推移した。売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、村田製作所<6981>、SUMCO<3436>、太陽誘電<6976>などが上昇。一部メディアで村田製作所社長のインタビュー記事が掲載されており、その中で、主力の積層セラミックコンデンサーなど電子部品の世界需要について「落ち込みは底を打ちつつある」と述べたことなどが材料視されているようで、そのほかの電子部品関連も堅調な動きをみせている。一方、任天堂<7974>、東エレク<8035>、トヨタ自動車<7203>、三菱UFJ<8306>などはさえない。  前日の米国株高一服の流れのなかでも、電子部品関連による堅調推移のほか、インデックスに絡んだ商いはみられており、日経平均は底堅い推移をみせている。前日の高値(日経平均:22615.47円)を前に利食い売りは出ているものの、外部環境としては英国の欧州連合(EU)離脱を巡り「双方が暫定合意で近づいた」と伝わったことにより、短期筋のショートカバーの流れが強まったようだ。  米国の7-9月業績の好決算が注目されはじめたなか、国内でも来週から上半期決算がスタートするため、業績底入れ期待のある銘柄などへの関心も高まっていく可能性が意識されている。物色動向としても、大幅な下方修正を出しながらもその後の堅調な値動きの続く安川電機<6506>の動向を踏まえ、ハイテク関連に対して決算を受けたアク抜け期待が先回りするシナリオも視野に入れておきたいところである。 《AK》
関連銘柄 11件
3436 東証プライム
2,407
3/29 15:00
+25.5(1.07%)
時価総額 842,871百万円
半導体シリコンウエハー専業メーカー。住友と三菱のシリコンウエハ事業の統合により創業。海外売上高比率が高い。日本は売上伸び悩むが、米国や台湾などは売上増。特別利益計上。23.12期3Qは2桁最終増益。 記:2024/01/06
6506 東証プライム
6,343
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時価総額 1,691,615百万円
メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
6758 東証プライム
12,985
3/29 15:00
+55(0.43%)
時価総額 16,375,150百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6976 東証プライム
3,625
3/29 15:00
+54(1.51%)
時価総額 472,040百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
2,824
3/29 15:00
-10.5(-0.37%)
時価総額 5,725,499百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,792
3/29 15:00
-14(-0.37%)
時価総額 61,866,431百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
8,196
3/29 15:00
-63(-0.76%)
時価総額 10,644,063百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
39,570
3/29 15:00
+310(0.79%)
時価総額 18,662,518百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,557
3/29 15:00
+22(1.43%)
時価総額 20,680,066百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9983 東証プライム
47,140
3/29 15:00
+430(0.92%)
時価総額 15,000,938百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,962
3/29 15:00
±0(0%)
時価総額 15,441,114百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10