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2日の香港市場概況:ハンセン6.2%高で6日続伸、本土不動産の急騰続く
2024/10/2 18:24
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*18:24JST 2日の香港市場概況:ハンセン6.2%高で6日続伸、本土不動産の急騰続く 休場明け2日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比1310.05ポイント(6.20%)高の22443.73ポイントと6日続伸し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が531.48ポイント(7.08%)高の8041.27ポイントと13日続伸した。ハンセン指数の上昇率は今年最大で、昨年1月27日以来、約1年8カ月ぶりの高値水準に達している。売買代金は4340億1730万香港ドルと連日の大商いとなった(9月30日は5058億3840万香港ドル)。 前営業日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の相次ぐ景気刺激策が引き続き支えとなっている。当局は9月24日以降、金融緩和、不動産支援策、株価テコ入れ策を矢継ぎ早に公表。市場では、近く追加の財政出動を打ち出すとの観測も流れている。相場の先高観も意識。投資ファンドやブローカー、金融機関などは、中国株の投資判断を相次ぎ上方修正している。米資産運用大手のブラックロックは1日、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げた。中東情勢の緊迫化や、このところの急ピッチな上昇を受けた高値警戒感などで、朝方は上値の重い場面がみられたものの、指数は徐々に上げ幅を拡大している。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が24.7%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が15.1%高、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が15.0%高と上げが目立った。 セクター別では、中国の不動産が連日で急騰。上記した龍湖集団のほか、雅居楽集団HD(3383/HK)が160.0%高、世茂集団HD(813/HK)が153.2%高、中国奥園集団(3883/HK)が109.7%高、遠洋集団HD(3377/HK)が103.3%高で取引を終えた。支援策の強化が引き続き材料視されている。北京市は9月30日、住宅購入の規制を緩和。これにより、一線都市の全てで住宅購入規制が全廃ないし緩和されている。そうした中、モルガン・スタンレー(MS)は最新リポートで、中国の住宅販売額が今年第4四半期(10~12月)に前四半期比で大きく増加するとの見通しを示した。 中国の金融セクターも高い。招商銀行(3968/HK)が13.4%、中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が13.1%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が13.8%、中国平安保険(2318/HK)が12.9%、中信建投証券(6066/HK)が48.0%、国聯証券(1456/HK)が39.8%ずつ上昇した。 自動車セクターも物色される。五菱汽車集団HD(305/HK)が64.4%高、理想汽車(2015/HK)が12.4%高、長城汽車(2333/HK)が9.2%高で引けた。新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車は今年9月の納車台数が前年同月比48.9%増加し、単月ベースの過去最多を更新している。 一方、本土市場は国慶節により、10月1~7日が休場。8日に取引を再開する。。 亜州リサーチ(株) 《NH》
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