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19日の香港市場概況:ハンセン2.0%高で5日続伸、本土不動産と消費に買い

2024/9/19 17:49 FISCO
*17:49JST 19日の香港市場概況:ハンセン2.0%高で5日続伸、本土不動産と消費に買い 休場明け19日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比353.14ポイント(2.00%)高の18013.16ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が129.48ポイント(2.10%)高の6305.51ポイントと5日続伸した。ハンセン指数の終値は7月15日以来、約2カ月ぶりに節目の18000ポイントを回復している。売買代金は1487億5470万香港ドルに拡大した(17日は630億7810万香港ドル)。 中国経済対策の期待感が高まる流れ。中国の景気懸念がくすぶる中、当局は今年の経済成長目標(5.0%前後)達成のため、新たな景気支援策を打ち出すと期待されている。米国が大幅利下げを決定したことで、中国の緩和余地が広がったとの見方も強まった。中信証券のアナリストは、9月中にも中国の預金準備率が0.25%引き下げられる可能性があると指摘している。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄は、デベロッパーや管理サービスなど本土不動産の上げが目立つ。華潤置地(1109/HK)が7.8%高、華潤万象生活(1209/HK)が7.1%高、龍湖集団HD(960/HK)が6.9%高、中国海外発展(688/HK)が4.9%高で引けた。 中国消費セクターも物色される。家電の海信家電集団(921/HK)が14.5%高、外食の海底撈国際HD(6862/HK)が7.2%高、飲料の農夫山泉(9633/HK)が5.1%高、乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が4.9%高、免税店の中国旅遊集団中免(1880/HK)が4.0%高、スポーツ用品の特歩国際HD(1368/HK)が3.8%高で取引を終えた。中秋節3連休(15〜17日)の消費活発化を材料視。主要小売企業の家電販売額は、連休中に前年同期比で7.9%伸びた。火鍋チェーン中国最大手の海底撈国際が公表したデータによれば、全国店舗の来客数が中秋節連休中に述べ500万人超に達し、活況を呈したという。 中国の保険・証券セクターも高い。中国平安保険(2318/HK)が4.1%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.7%、中国人民保険集団(1339/HK)が3.6%、広発証券(1776/HK)が5.1%、中国国際金融(3908/HK)が4.4%ずつ上昇した。 一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.69%高の2736.02ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。消費関連株、ハイテク株や医薬株、証券株、素材株、海運株、インフラ建設株なども買われた。半面、エネルギー株の一角は安い。銀行株や軍事関連株の一角も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》