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12日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で続落、消費関連に売り

2024/9/12 16:57 FISCO
*16:57JST 12日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で続落、消費関連に売り 12日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.67ポイント(0.17%)安の2717.12ポイントと続落した。2月5日以来、約7カ月ぶりの安値水準を切り下げている。 前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国経済の先行き不安が依然としてくすぶっている。これまでに公表された物価や貿易などの統計は、デフレや企業活動縮小、内需不振などが懸念される内容だ。また、週末には8月の各種統計(14日に8月の小売売上高や鉱工業生産など、15日までに金融)がまとめて発表される予定。ほか、来週は中秋節で本土市場が16〜17日に休場となる。買い手控え要因として意識された。ただ、下値は限定的。このところの下落基調を受け、値頃感に着目した買いで、指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、消費関連の下げが目立つ。酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が3.3%安、家具の欧派家居(603833/SH)が3.0%安、食品の桃李面包(603866/SH)が2.9%安、チーズ生産の上海妙可藍多食品科技(600882/SH)が1.8%安、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.7%安、自動車の上海汽車集団(600104/SH)が1.3%安で引けた。 医薬株も安い。人福医薬集団(600079/SH)が6.6%、馬応竜薬業(600993/SH)が3.2%、康縁薬業(600557/SH)が2.2%、天士力医薬集団(600535/SH)が1.8%、健民薬業集団(600976/SH)が1.7%ずつ下落した。ハイテク株、素材株、メディア関連株、保険・証券株、軍事関連株なども売られている。 半面、エネルギー関連株はしっかり。中国神華能源(601088/SH)が2.4%、中国中煤能源(601898/SH)と海洋石油工程(600583/SH) がそろって1.4%ずつ上昇した。そのほか、タンカーの招商局能源運輸(601872/SH)が1.9%高で取引を終えている。発電株、銀行株も買われた。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.90ポイント(0.39%)高の229.39ポイント、深センB株指数が3.89ポイント(0.37%)安の1036.63ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》