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20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、資源株に買い

2024/5/20 16:44 FISCO
*16:44JST 20日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、資源株に買い 週明け20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比17.12ポイント(0.54%)高の3171.15ポイントと3日続伸した。昨年9月4日以来、約8カ月半ぶりの高値水準を回復している。 前週の好地合いを継ぐ流れ。中国政府が景気支援スタンスを強める中、国内景気の持ち直しペースが加速すると期待された。中国は超長期特別国債の発行で財政政策を強化するほか、生産設備の更新と消費財の買い替えを推進。半導体や不動産など、各種産業の支援策も拡充している。 一方、寄り付き前に発表された実質的な政策金利となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、銀行貸出の指標となる1年物LPRは3.45%、住宅ローン金利の指標となる5年物LPRは3.95%に予想通り据え置かれた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、石油・石炭の上げが目立つ。陝西煤業(601225/SH)が3.9%高、中国石油天然気(601857/SH)と中国海洋石油(600938/SH)がそろって2.9%高、中国神華能源(601088/SH)が2.6%高で引けた。17日のWTI原油先物は1.0%高で3日続伸。米中でエネルギー需要が増加すると期待された。 非鉄・産金株も高い。江西銅業(600362/SH)が5.9%、中国アルミ(601600/SH)が4.8%、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.9%、山東黄金(600547/SH)が4.9%、紫金鉱業集団(601899/SH)が3.7%ずつ上昇した。市況高が追い風。26日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では銅先物が過去最高値を更新するなど、主要産品の価格が大幅上昇している。中国景気の持ち直しにより、商品需要が増えると予測された。NY金先物も最高値を更新している。 発電株もしっかり。楽山電力(600644/SH)が7.0%高、上海電力(600021/SH)が3.0%高、華電国際電力(600027/SH)と大唐国際発電(601991/SH)がそろって2.6%高で取引を終えた。ハイテク株、軍事関連株、運輸株、保険・証券株、消費関連株の一角なども買われている。 半面、不動産株はさえない。中華企業(600675/SH)が5.1%、信達地産(600657/SH)が5.3%、新城控股集団(601155/SH)が4.3%、緑地HD(600606/SH)が3.2%ずつ下落した。利食い売りにおされる。不動産支援策が相次ぐ中、同セクターは先週末まで連日で急伸していた。医薬株、銀行株も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.56ポイント(1.00%)高の257.70ポイント、深センB株指数が10.35ポイント(0.92%)高の1135.75ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》