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1日の香港市場概況:ハンセン0.5%高で3日ぶり反発、美団11%上昇

2024/3/1 18:00 FISCO
*18:00JST 1日の香港市場概況:ハンセン0.5%高で3日ぶり反発、美団11%上昇 1日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比78.00ポイント(0.47%)高の16589.44ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が50.96ポイント(0.90%)高の5728.84ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1218億3190万香港ドルとなっている(2月29日は1303億5140万香港ドル)。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。「両会」(全国政治協商会議と全国人民代表大会)の開幕を来週に控え、追加の景気刺激策が打ち出されるとの期待が広がっている。ただ、全体としては上値が重い。中国経済の先行き不安がくすぶっている。寄り付き直後に公表された今年2月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)に関しては、1月の49.2から49.1に低下。景況判断の境目となる50を5カ月連続で割り込んでいる。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が10.8%高と急伸。採算性の悪い社区団購(コミュニティー向け共同購入)事業から撤退するとの観測が浮上する中、利益率の向上が期待された。そのほか、通信キャリア大手の中国聯通(762/HK)が7.0%高、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(992/HK)が4.8%高と上げが目立った。 セクター別では、中国の証券・保険が高い。広発証券(1776/HK)が3.1%、華泰証券(6886/HK)が1.7%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.0%、新華人寿保険(1336/HK)が1.6%ずつ上昇した。中国当局がA株市場支援スタンスを強める中、株高の恩恵があると見込まれている。 非鉄セクターもしっかり。新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.1%高、江西銅業(358/HK)が3.6%高、中国アルミ(2600/HK)が3.3%高、中国宏橋集団(1378/HK)が2.5%高で取引を終えた。 半面、香港・本土不動産セクターはさえない。新世界発展(17/HK)が6.8%、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が3.4%、領展房地産投資信託基金(823/HK)が2.3%、建発国際投資集団(1908/HK)が3.1%、中国海外発展(688/HK)が1.7%、碧桂園HD(2007/HK)が1.6%ずつ下落した。新世界発展については、中間決算の赤字が嫌気されている。 一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.39%高の3027.02ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。軍事関連株、素材株、自動車株、インフラ関連株、メディア・娯楽株、金融株なども買われた。半面、不動産株は安い。エネルギー株、医薬株、公益株、空運株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》