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2日の香港市場概況:ハンセン0.8%高で3日ぶり反発、テック指数は1.6%上昇
2023/11/2 18:00
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*18:00JST 2日の香港市場概況:ハンセン0.8%高で3日ぶり反発、テック指数は1.6%上昇 2日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比128.81ポイント(0.75%)高の17230.59ポイントと3日ぶりに反発し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が51.51ポイント(0.88%)高の5911.08ポイントと4日ぶりに反発した。売買代金は711億2410万香港ドルとなっている(1日は679億6970万香港ドル)。 米長期金利の低下が好感される流れ。昨夜の米債券市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、米10年債利回りが大幅に低下した。米連邦準備理事会(FRB)は1日まで開催したFOMCで、予想通り2会合連続で政策金利を据え置くことを全会一致で決定。パウエルFRB議長はその後の記者会見で、次回会合(12月)での利上げはあり得ると示唆する一方、金利はピークに近づいたとも述べている。FRBの政策決定を受け、金融政策で米国に追随する香港でも、中央銀行に相当する香港金融管理局(HKMA)が2日、政策金利を据え置いた。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は1.6%高と他の指数をアウトパフォームした。個別では、新興電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車(9868/HK)が7.6%高、スマートフォン中国大手の小米集団(1810/HK)が6.0%高、電子機器製造受託サービス(EMS)中国大手の比亜迪電子(285/HK)が4.9%高と上げが目立っている。小鵬汽車については、販売好調も支援材料。同社は今年10月の納車台数が2万2台に達し、月次最多を更新した。ほか、ハンセン指数構成銘柄では、吉利汽車HD(175/HK)が3.8%高。同社の10月販売台数は、前年比19%増と高い成長が持続している。小米集団に関しては、10月31日に発売した新規フラッグシップ機種「小米14シリーズ」の販売好調が支援材料となっている。 香港不動産セクターも高い。領展房地産投資信託基金(823/HK)が6.7%、恒基兆業地産(12/HK)が4.6%、新鴻基地産発展(16/HK)が1.9%、恒隆地産(101/HK)が1.1%ずつ上昇した。 本土と香港の銀行セクターもしっかり。中国郵政儲蓄銀行(1658/HK)が1.4%高、中国銀行(3988/HK)が1.1%高、招商銀行(3968/HK)が1.0%高、東亜銀行(23/HK)が1.6%高、恒生銀行(11/HK)が1.4%高で引けた。 半面、非鉄や鉄鋼の素材セクターはさえない。新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.6%、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が1.8%、中国アルミ(2600/HK)が1.4%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.8%、鞍鋼(347/HK)が2.3%ずつ下落した。 一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.45%安の3009.41ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。酒造・食品・飲料株、医薬株、不動産株、素材株、インフラ関連株、軍事関連株、空運株なども売られた。半面、銀行株は高い。エネルギー株、自動車株、公益株、海運株も買われた。 亜州リサーチ(株) 《CS》
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