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24日の香港市場概況:ハンセン2.1%高で3日続伸、不動産と半導体に買い

2023/8/24 18:00 FISCO
*18:00JST 24日の香港市場概況:ハンセン2.1%高で3日続伸、不動産と半導体に買い 24日の香港市場は、主要80銘柄で構成されるハンセン指数が前日比366.25ポイント(2.05%)高の18212.17ポイント本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が150.68ポイント(2.46%)高の6267.95ポイントとそろって3日続伸した。売買代金は1015億1990万香港ドルとなっている(23日は842億2100万香港ドル)。 米ハイテク株高が好感される流れ。昨夜の米市場では、米10年債利回りが急低下する中、ナスダック指数が1.6%高と大幅に3日続伸している。中国で景気懸念がくすぶっているものの、当局は追加の支援策を打ち出すとの期待も根強い状況だ。また、香港では主要企業の決算報告が佳境入り。業績動向を手がかりにした物色も相場の押し上げ要因となった。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が10.4%高、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が10.0%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が8.5%高と上げが目立った。薬明生物技術については、昨日公表した決算の上振れが好感されている。 セクター別では、半導体が高い。ASMPT(522/HK)が5.2%、晶門半導体(2878/HK)が4.7%、中芯国際集成電路製造(981/HK)が4.5%、華虹半導体(1347/HK)が2.8%ずつ上昇した。四半期決算で売上高と純利益が急増し、画像処理半導体メーカーのエヌビディアが時間外取引で急伸。香港でも連想買いが入った。 医療サービスの銘柄群も物色される。医渡科技(2158/HK)と京東健康(6618/HK)がそろって4.0%高、平安健康医療科技(1833/HK)が3.7%高、阿里健康信息技術(241/HK)が2.5%高で引けた。 半面、ゼネコンなどインフラ建設セクターはさえない。中国交通建設(1800/HK)が6.5%安、中国鉄建(1186/HK)が6.4%安、中国中鉄(390/HK)が4.6%安で取引を終えた。 一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.12%高の3082.24ポイントで取引を終了した。証券株が高い。消費関連株、医薬品株、ハイテク株、素材株なども買われた。半面、不動産株は安い。エネルギー株、発電株、銀行・保険株やインフラ関連株の一角も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》