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19日の中国本土市場概況:上海総合0.03%高で3日ぶり小反発、不動産株に買い

2023/7/19 16:52 FISCO
*16:52JST 19日の中国本土市場概況:上海総合0.03%高で3日ぶり小反発、不動産株に買い 19日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比1.02ポイント(0.03%)高の3198.84ポイントと3日ぶりに小反発した。 中国当局の景気支援スタンスが相場を支える流れ。中国工業情報化部の趙志国・報道官は19日、自動車、電子、鉄鋼など10大重点産業の安定成長に向けた活動計画の策定と実施を強化する方針を明らかにしている。それより先、国家発展改革委員会は18日、下半期も消費の回復・拡大に向け、政策ツールを拡充させていく方針を表明した。もっとも、上値は重い。中国景気の持ち直し遅れや、人民元安の進行が懸念されている。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の上げが目立つ。格力地産(600185/SH)が3.9%高、新城控股集団(601155/SH)が3.4%高、金地集団(600383/SH)が1.5%高、緑地HD(600606/SH)と保利地産(600048/SH)がそろって1.4%高で引けた。 海運株もしっかり。中遠海運能源運輸(600026/SH)が2.1%、招商局能源運輸(601872/SH)が1.6%、中遠海運特殊運輸 (600428/SH)が1.4%、中遠海運HD(601919/SH)が1.2%ずつ上昇した。エネルギー株、メディア・娯楽株、素材株、銀行・証券株も買われている。 半面、ハイテク株はさえない。ディスプレー基幹部品の彩虹顕示器件(600707/SH)が2.7%安、薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が1.8%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が1.7%安、LED基板・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が1.2%安で取引を終えた。医薬品株、発電・電力設備株、消費関連株、空運株、軍事関連株なども売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が前日と同じ268.76ポイント、深センB株指数が4.33ポイント(0.37%)高の1185.57ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》