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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、欧米が対ロ制裁を追加するとの観測が嫌気

2023/5/9 9:59 FISCO
*09:59JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は反落、欧米が対ロ制裁を追加するとの観測が嫌気 【ブラジル】ボベスパ指数 106042.15 +0.85% 8日のブラジル株式市場は3日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前営業日比893.67ポイント高(+0.85%)の106042.15で引けた。日中の取引レンジは105161.13 - 106715.75となった。 買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。原油など資源価格の上昇が好感された。また、インフレ鈍化も利下げ期待を高めた。一方、指数の上値は重い。通貨レアル安の進行が足かせとなったほか、米中主要経済指標の発表を控え、慎重ムードが強まった。 【ロシア】MICEX指数 2527.59 +0.42% 8日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比10.65ポイント高(+0.42%)の2527.59日で引けた。日中の取引レンジは2,513.84 - 2,538.23となった。 売りが先行した後は狭いレンジで一進一退の展開となった。欧米が対ロ制裁を追加するとの観測が嫌気された。また、通貨ルーブル高の進行も輸出大手の圧迫材料。一方、原油価格の上昇などが指数を下支えした。 【インド】SENSEX指数 61764.25 +1.16% 8日のインドSENSEX指数は反発。前日比709.96ポイント高(+1.16%)の61764.25、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同195.40ポイント高(+1.08%)の18264.40で取引を終えた。 買いが先行した後は上げ幅をやや拡大させた。前日の欧米市場の上昇など外部環境の改善を受け、インド株も買いが先行。また、財務省はインフレ率が許容範囲をやや上回る程度だと指摘したことも追加の金融引き締め懸念を後退させた。ほかに、外国人投資家(FII)の買い越しが支援材料。FIIはこの日まで8日連続の買い越しとなった。 【中国本土】上海総合指数 3395.00 +1.81% 週明け8日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比60.50ポイント高(+1.81%)の3395.00ポイントと反発した。約10カ月ぶりの高値を更新している。 銀行株高が投資家心理を上向かせる流れ。複数の大手都市銀行が預金金利を引き下げたと伝わり、利ザヤ改善の期待が改めて広がった。4月に公表された各商業銀行の年次報告書によれば、預貸利ざやの縮小が危険水域に入っていた実態が判明している。また、金融当局は商業銀行に預金金利の一段の引き下げを促したもよう――とも伝わっていた。商品市況高が追い風となる流れ。5日のNY市場ではWTI原油先物が4.1%高と急反発し、ロンドン金属取引所(LME)ではアルミなど主要非鉄の先物価格が上昇した。本土の各指数は小じっかりで寄り付き、徐々に上げ幅を広げている。 《CS》