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17日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で反発、百度は14%急伸
2023/3/17 18:00
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*18:00JST 17日の香港市場概況:ハンセン1.6%高で反発、百度は14%急伸 17日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比314.68ポイント(1.64%)高の19518.59ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が133.24ポイント(2.06%)高の6615.71ポイントとそろって反発した。売買代金は1649億2340万香港ドルに拡大している(16日は1113億5350万香港ドル)。 外部環境の改善が好感される流れ。欧米の金融システム不安がひとまず後退し、投資家に買い安心感が広がった。昨夜の欧米市場では、主要株価指数が軒並み上昇している。中国景気の持ち直しも改めて意識された。先ごろ公表された1〜2月の各種経済統計が概ね良好だったほか、16日発表された主要70都市の新築住宅価格も上向いている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が13.7%高と上げが目立っている。百度は前日、人工知能(AI)チャットボット「文心一言(ERNIE Bot)」の発表会を開催。前日は6.4%安と急落したが、本日は見直し買いが入っている。百度が公式SNSアカウントで明らかにした情報によると、16日の発表会から1時間内に、「文心一言」企業版テストサービスへの利用申し込みは3万社を突破した。ハンセン科技(テック)指数は4.4%高と他の指数をアウトパフォームしている。 セクター別では、デベロッパーや管理サービスの中国不動産が高い。碧桂園HD(2007/HK)が7.7%、合景泰富地産HD(1813/HK)が4.8%、雅居楽集団HD(3383/HK)が4.1%、雅生活智慧城市服務(3319/HK)が5.7%、華潤万象生活(1209/HK)が3.6%ずつ上昇した。 中国の保険・証券セクターもしっかり。中国太平洋保険集団(2601/HK)が3.8%高、中国人民保険集団(1339/HK)が3.2%高、中国人寿保険(2628/HK)が3.0%高、海通証券(6837/HK)が3.1%高、中信証券(6030/HK)が2.6%高で取引を終えた。 石油や天然ガスのエネルギー関連セクターも買われる。中国石油化工(386/HK)が6.1%高、中国石油天然気(857/HK)が4.8%高、中国海洋石油(883/HK)が3.2%高、中国燃気HD(384/HK)が5.3%高、昆侖能源(135/HK)が4.3%高で引けた。 「デジタル中国」戦略で注目の半導体や通信・ネットワーク関連も物色される。中芯国際集成電路製造(981/HK)が9.6%、華虹半導体(1347/HK)が9.1%、中興通訊(763/HK)が9.0%、中国通信服務(552/HK)が3.6%、中国聯通(762/HK)が3.4%、中国移動(941/HK)が2.3%ずつ値を上げた。 本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.73%高の3250.55ポイントで前場取引を終了した。エネルギー株が高い。金融株、ゼネコン株、ITハイテク株、不動産株、素材株、運輸株なども買われた。半面、医薬品株は安い。自動車や酒造・食品など消費関連株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》
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