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21日の香港市場概況:ハンセン1.7%安で反落、京東集団が8.5%下落

2023/2/21 18:00 FISCO
*18:00JST 21日の香港市場概況:ハンセン1.7%安で反落、京東集団が8.5%下落 21日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比357.47ポイント(1.71%)安の20529.49ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が138.87ポイント(1.97%)安の6925.07ポイントとそろって反落した。売買代金は1111億7650万香港ドルとなっている(20日は1120億6140万香港ドル)。 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米金融引き締めの長期化や、米中関係の悪化など不安材料が重なっている。対米ドルの香港ドル安進行もマイナス。資金流出懸念が再燃した。中国経済対策の期待感などで指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、買いの勢いは乏しく、後場に下げ幅を広げている。(亜州リサーチ編集部) ネット株が急落し、全体相場を押し下げた。ハンセン指数の構成銘柄では、京東集団(9618/HK)が8.5%安、百度(9888/HK)が4.8%安、騰訊HD(700/HK)が4.0%安。ハンセン科技(テック)指数は3.6%安と他の指数をアンダーパフォームしている。Eコマース大手の京東に関しては、3月初めにも総額100億人民元(約1955億円)の補助金キャンペーンを実施するもよう――と伝わり、競争激化が意識された。 医薬品・医療機器セクターも安い。薬明生物技術(2269/HK)が4.2%、翰森製薬集団(3692/HK)が3.4%、緑葉製薬集団(2186/HK)が2.7%、微創医療科学(853/HK)が3.4%、上海微創医療機器人集団(2252/HK)が2.8%ずつ下落した。 食品や家電、スポーツ用品、小売など消費セクターもさえない。中国雨潤食品集団(1068/HK)が2.6%安、統一企業中国HD(220/HK)が2.3%安、海信家電集団(921/HK)が2.7%安、創維集団(751/HK)が2.4%安、特歩国際HD(1368/HK)が3.4%安、李寧(2331/HK)が2.5%安、高キン零售(6808/HK)が6.2%安、中国旅遊集団中免(1880/HK)が3.3%安と値を下げた。 半面、中国不動産セクターの一角はしっかり。中国金茂HD(817/HK)が3.0%高、華潤置地(1109/HK)が2.2%高、中国海外発展(688/HK)が1.0%高で取引を終えた。産業支援の動きが好感される動き。中国証券監督管理委員会は20日、不動産私募ファンドを試験的に導入すると発表した。 一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%高の3306.52ポイントで取引を終了した。素材株が高い。エネルギー株、融株、不動産株、公益株、自動車株、海運株、軍事関連株なども買われた。半面、酒造株は安い。医薬品株、空運株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》