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2日の香港市場概況:ハンセン0.5%安で反落、リオープン銘柄に利食い売り

2023/2/2 18:00 FISCO
*18:00JST 2日の香港市場概況:ハンセン0.5%安で反落、リオープン銘柄に利食い売り 2日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比113.82ポイント(0.52%)安の21958.36ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が54.61ポイント(0.72%)安の7505.79ポイントとそろって反落した。売買代金は1400億5100万香港ドルとなっている(1日は1555億7430万香港ドル)。 投資家の慎重スタンスが再び強まる流れ。中国の景気持ち直し期待は根強いものの、1月の不動産販売が昨年に続き低調だったことなどが売り材料として蒸し返された。米金融引き締めの警戒感後退、中国経済対策に対する期待感で指数は高く推移する場面がみられたものの、引けにかけて下落の勢いを増している。中国のリオープン(経済再開)関連銘柄の買い一巡も、全体相場の重しとなった。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、不動産管理サービスの碧桂園服務HD(6098/HK)が6.0%安、太陽光発電用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が4.2%安、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が4.0%安と下げが目立った。 レストランチェーンなど外食関連も安い。海倫司国際HD(9869/HK)が4.5%、九毛九国際HD(9922/HK)が3.6%、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が3.4%、海底撈国際HD(6862/HK)が3.3%ずつ下落した。 マカオのカジノ銘柄もさえない。新濠国際発展(200/HK)が3.4%安、澳門博彩HD(880/HK)が3.3%安、金沙中国(1928/HK)が2.7%安、銀河娯楽集団(27/HK)が1.9%安と値を下げた。 半面、医療機器・医薬品セクターは高い。上海微創医療機器人集団(2252/HK)が7.5%、コン博医療HD(2216/HK)が4.6%、微創医療科学(853/HK)が2.7%、四環医薬HD集団(460/HK)が6.9%、中国生物製薬(1177/HK)が3.5%ずつ上昇した。 一方、本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.02%高の3285.67ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。医薬品株、素材株、消費関連株、エネルギー株、公益株、不動産株なども買われた。半面、金融株は安い。インフラ関連株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《FA》