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20日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で3日続伸、通信キャリア急伸

2023/1/20 17:09 FISCO
*17:09JST 20日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で3日続伸、通信キャリア急伸 20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比24.54ポイント(0.76%)高の3264.81ポイントと3日続伸した。昨年8月以来の高値水準を回復している。 前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国のリオープン(経済再開)進展、当局の経済重視スタンスが支えとなっている。週末から始まる春節連休(本土は23〜27日休場)を前に、資金ひっ迫を避けるため、中国人民銀行(中央銀行)は多額の資金を連日で市中供給している。16〜20日の1週間で、供給規模は満期到来分との差し引きで2兆450億人民元(約38兆8280億円)を記録した。週間ベースで過去最大を更新している。銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」の1月分が寄り付き前に公表され、予想通り前月から据え置かれた。これに対する市場の反応は限定されている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、通信キャリアの上げが目立つ。中国電信(601728/SH)がストップ(10.0%)高、中国聯通(600050/SH)が7.0%高、中国移動(600941/SH)が4.4%高で引けた。中国当局がプラットフォーム企業支援へと政策の方向性を転換する中、市場からは、キャリア各社にも恩恵がある——との声が聞かれている。中国電信は昨日、12月携帯契約の純増ペースが減速したことを明らかにしたものの、嫌気する売りはみられていない。 発電株も高い。華電国際電力(600027/SH)が5.2%、華能国際電力(600011/SH)が3.2%、国電電力発展(600795/SH)、上海電力(600021/SH)がそろって2.7%、大唐国際発電(601991/SH)が2.2%ずつ上昇した。エネルギー株、素材株、インフラ関連株、運輸株、医薬品株、ハイテク株、自動車株、銀行・保険株なども買われている。 半面、証券株はさえない。国聯証券(601456/SH)が2.2%、中泰証券(600918/SH)が1.4%、中国光大証券(601788/SH)が1.2%、東方証券(600958/SH)が1.1%ずつ下落した。食品・酒造株の一角も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.14ポイント(0.72%)高の300.19ポイント、深センB株指数が10.72ポイント(0.89%)高の1221.78ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》