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25日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で反発、不動産と金融に買い

2022/11/25 16:48 FISCO
*16:48JST 25日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で反発、不動産と金融に買い 25日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比12.38ポイント(0.40%)高の3101.69ポイントと反発した。 中国当局の経済支援スタンスが改めて意識される流れ。中国国務院(内閣に相当)は22日の常務会議では、預金準備率引き下げなどの金融政策ツールを適時に実施し、合理的で潤沢な流動性を維持するという方針が確認された。また、中国政府の方針に従い、銀行大手が相次いで優良不動産デベロッパー向けの融資支援を決定。与信枠の総額は、公表されているものだけでも1兆2750億人民元(約24兆7000億円)に上る。中国の新型コロナウイルス感染拡大を嫌気した売りが先行したものの、下値は堅く、指数は程なくプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の上げが目立つ。信達地産(600657/SH)がストップ(10.0%)高、金地集団(600383/SH)が7.9%高、緑地HD(600606/SH)が6.4%高、保利地産(600048/SH)が5.7%高で引けた。 金融株もしっかり。招商銀行(600036/SH)が2.5%、中国工商銀行(601398/SH)が1.6%、中国人寿保険(601628/SH)が3.4%、中国平安保険(601318/SH)が2.3%ずつ上昇した。エネルギー株、運輸株、メディア関連株、運輸株、インフラ建設関連株なども買われている。 半面、ハイテク株はさえない。光ファイバー・ケーブルメーカーの江蘇亨通光電(600487/SH)が5.4%、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が3.0%、薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が2.0%ずつ下落した。医薬品株、素材株、消費関連株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.49ポイント(0.17%)高の289.66ポイント、深センB株指数が3.19ポイント(0.28%)安の1120.82ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》