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18日の香港市場概況:ハンセン↓0.3%で3日続落、ネット株高でテック指数↑0.6%

2022/11/18 17:57 FISCO
*17:57JST 18日の香港市場概況:ハンセン↓0.3%で3日続落、ネット株高でテック指数↑0.6% 18日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比53.12ポイント(0.29%)安の17992.54ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が15.17ポイント(0.25%)安の6125.40ポイントとそろって3日続落した。売買代金は1395億4750万香港ドルに縮小している(17日は1525億6320万香港ドル)。 投資家の慎重スタンスが続く流れ。中国の新型コロナウイルス感染再拡大が引き続き重しとなった。感染が拡大した地域では、行動抑制が強化される状況。経済活動の停滞が懸念された。ネット株の決算好感で指数は高く推移していたものの、本土株安をにらみながら、香港の指数は引けにかけてマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、中国不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が6.5%安、コンテナ海運香港大手の東方海外(316/HK)が5.8%安、香港不動産デベロッパー大手の新世界発展(17/HK)が5.3%安と下げが目立った。 中国金融セクターもさえない。招商銀行(3968/HK)が2.5%安、中国工商銀行(1398/HK)が1.3%安、中国平安保険(2318/HK)が3.7%安、新華人寿保険(1336/HK)が1.1%安、中信建投証券(6066/HK)が2.1%安、中信証券(6030/HK)が1.5%安で引けた。 半導体セクターも安い。上海復旦微電子集団(1385/HK)が6.6%、晶門半導体(2878/HK)が5.8%、華虹半導体(1347/HK)が3.1%、中芯国際集成電路製造(981/HK)が2.3%ずつ下落した。 半面、ネット株は総じてしっかり。医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が4.4%高、中国オンラインゲーム大手の網易(9999/HK)が3.7%高、電子商取引(Eコマース)中国最大手の阿里巴巴集団HD(9988/HK)が2.2%高で取引を終えた。阿里健康については、ハンセン指数構成銘柄入りの期待が広がっている。株価指数を算出するハンセン・インデックシズ(HSI)は18日引け後、指数構成銘柄の定期見直しについて、結果を公表する予定だ。また、網易と阿里巴巴は決算内容が好感されている。ネット株高を受け、ハンセン科技(テック)指数は0.6%逆行高した。 一方、本土市場は3日続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.58%安の3097.24ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。運輸株、不動産株、エネルギー株、消費関連株、素材株、金融株、軍事関連株なども売られた。半面、医薬品株は高い。ゲーム株も買われた。 亜州リサーチ(株) 《NH》