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21日の香港市場概況:ハンセン1.8%安で反落、舜宇光学10.5%下落

2022/9/21 18:00 FISCO
*18:00JST 21日の香港市場概況:ハンセン1.8%安で反落、舜宇光学10.5%下落 21日の香港市場は、主要73銘柄で構成されるハンセン指数が前日比336.80ポイント(1.79%)安の18444.62ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が138.22ポイント(2.16%)安の6267.16ポイントとそろって反落した。売買代金は813億280万香港ドルと低水準が続いている(20日は730億1230万香港ドル)。 米金融引き締めの動きが警戒される流れ。米連邦準備理事会(FRB)は21日(日本時間22日未明)、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表する。FOMCでは、3会合連続で通常3倍の0.75%利上げが決定される見込みだ。中国景気の先行き不安も高まる。アジア開発銀行(ADB)は21日発表した最新の「アジア経済見通し」で、中国の2022年国内総生産(GDP)成長率予想を4月予測時の5.0%から今回の3.3%に下方修正した。下方修正されたアジア新興国全体(46カ国)の成長率(5.2→4.3%)もアンダーパフォーム。ADBによると、中国の成長予想がアジアのその他新興国を下回る事例は過去30年余りで初めてだ。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が10.5%安、太陽光発電用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が8.0%安、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.6%安と下げが目立った。舜宇光学科技に関しては、スマートフォン販売の伸び悩み予測がマイナス。部品供給も縮小すると懸念された。 セクター別では、管理サービスやデベロッパーの中国不動産が安い。世茂服務HD(873/HK)が8.2%、融創服務HD(1516/HK)が6.3%、碧桂園服務HD(6098/HK)が4.5%、旭輝(884/HK)が11.3%、合景泰富集団HD(1813/HK)が5.0%、碧桂園HD(2007/HK)が3.9%ずつ下落した。 自動車セクターもさえない。上記した吉利汽車のほか、長城汽車(2333/HK)が5.8%安、五菱汽車集団HD(305/HK)が5.2%安、比亜迪(1211/HK)が2.2%安と値を下げた。 半面、海運セクターは逆行高。中遠海運能源運輸(1138/HK)が10.5%高、太平洋航運集団(2343/HK)が7.9%高、東方海外(316/HK)が3.2%高、中遠海運HD(1919/HK)が1.0%高で取引を終えた。 一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.17%安の3117.18ポイントで取引を終了した。消費関連株が安い。医薬品株、ハイテク株、素材株なども売られた。半面、インフラ関連株は高い。物流・運輸株、不動産株、金融株、エネルギー株、公益株も買われた。 亜州リサーチ(株) 《FA》