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16日の中国本土市場概況:上海総合0.05%高で3日ぶり反発、不動産と発電に買い

2022/8/16 16:43 FISCO
*16:43JST 16日の中国本土市場概況:上海総合0.05%高で3日ぶり反発、不動産と発電に買い 16日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比1.80ポイント(0.05%)高の3277.89ポイントと3日ぶりに反発した。 中国人民銀行(中央銀行)の緩和スタンスが改めて材料視される流れ。人民銀は15日、中期貸出制度(MLF)金利を引き下げた。22日に公表される銀行貸し出しの指標となる最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しても、MLFに連動し、引き下げが予想されている。ただ、指数は安く推移する場面もあった。原油や金属の商品市況安が嫌気されたほか、中国経済の先行き不透明感が重しとなっている。国内の電力不足により、一部地域で工場操業が一時停止に追い込まれていることも不安視された。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の上げが目立つ。金地集団(600383/SH)が5.9%高、新城控股集団(601155/SH)が5.4%高、格力地産(600185/SH)が2.6%高、緑地HD(600606/SH)が1.9%高で引けた。利下げの恩恵が期待されたことに加え、当局の産業支援スタンスを材料視している。不動産デベロッパーの流動性圧力を緩和するため、中国の金融当局は新たな措置を打ち出す方針——と報じられた。 発電・電力設備株も高い。華電国際電力(600027/SH)が3.8%、華能国際電力(600011/SH)が2.0%、特変電工(600089/SH)が3.5%、上海電気集団(601727/SH)が1.8%ずつ上昇した。電力販売の拡大が期待される。「中国の四川、陝西、湖北など十数省で40〜43度の高温が続き、電力消費が急増している」と伝わった。 空運関連もしっかり。春秋航空(601021/SH)が2.4%高、中国国際航空(601111/SH)が1.3%高、広州白雲国際機場(600004/SH)が1.5%高と値を上げた。半導体株、自動車株なども買われている。 半面、エネルギー株はさえない。エン鉱能源(600188/SH)が2.2%安、中国中煤能源(601898/SH)が1.2%安、中国石油天然気(601857/SH)が1.0%安、中海油田服務(601808/SH)が1.7%安で取引を終えた。 非鉄・レアアース株も安い。洛陽モリブデン(603993/SH)が2.2%、山東南山リョ業(600219/SH)が1.4%、中国北方稀土(600111/SH)が3.0%、広晟有色金属(600259/SH)が2.6%ずつ下落した。医薬品株、酒造株、金融株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.71ポイント(0.23%)高の309.21ポイント、深センB株指数が2.49ポイント(0.20%)高の1268.82ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》