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13日の香港市場概況:ハンセン2.7%高で反発、テック指数は4.5%上昇

2022/5/13 18:10 FISCO
*18:10JST 13日の香港市場概況:ハンセン2.7%高で反発、テック指数は4.5%上昇 13日の香港市場は、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前日比518.43ポイント(2.68%)高の19898.77ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が212.22ポイント(3.22%)高の6807.03ポイントとそろって反発した。売買代金は1166億4820万香港ドルとなっている(12日は1156億2470万香港ドル)。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)の副総裁は12日、貸出金利をさらに引き下げることに言及し、政策金利の引き下げを示唆した。新型コロナウイルス禍による景気腰折れを回避するため、このところ政府関係部局は雇用やインフラ投資、産業支援、消費振興などに向けた対策を相次ぎ発表している。米金利の上昇一服もプラス。米10年債利回りは今月6日に付けた3.12%台から連日で低下し、足もとでは2.84%台と4月28日以来の低い水準に落ち着いている。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は4.5%高と他の指数をアウトパフォームした(構成銘柄30のうち上昇29)。個別では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(アリババ・ヘルス:241/HK)が10.8%高、半導体ファウンドリ中国大手の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)が9.6%高、インターネット専業保険で中国最大手の衆安在線財産保険(6060/HK)が8.6%高と上げが目立っている。華虹半導体に関しては、前日昼に公表された1〜3月期決算の上振れが改めて評価された。また、「米国が中国企業への先進的な半導体製造装置の販売を禁止する」との報道について、同社幹部が12日の決算説明会で、「不正確で根拠がない」と説明した点も買い安心感につながっている。 中国自動車セクターも高い。長城汽車(2333/HK)が12.5%、小鵬汽車(エックスポン:9868/HK)が8.3%、吉利汽車HD(175/HK)が8.1%、理想汽車(リ・オート:2015/HK)が6.9%ずつ上昇した。 管理サービスやデベロッパーの不動産セクターも急伸。融創服務HD(1516/HK)が11.3%高、碧桂園服務HD(6098/HK)が10.4%高、雅居楽雅生活服務(3319/HK)が6.5%高、碧桂園HD(2007/HK)が6.3%高、中国海外発展(688/HK)が6.2%高で取引を終えた。 石炭・天然ガスの銘柄群も物色される。エン鉱能源集団(1171/HK)が6.1%高、中国中煤能源(1898/HK)が5.5%高、中国神華能源(1088/HK)が4.5%高、新奥能源HD(ENNエナジー:2688/HK)が7.5%高、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が5.7%高で引けた。 本土市場も反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.96%高の3084.28ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。自動車株、エネルギー株、金融株、公益株、素材株、海運株、インフラ関連株、食品飲料株の一角なども買われた。半面、ITハイテク株は安い。空運株、軍事関連株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《FA》