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25日の香港市場概況:ハンセン3.7%安で5日続落、首都北京のロックダウン警戒

2022/4/25 18:00 FISCO
*18:00JST 25日の香港市場概況:ハンセン3.7%安で5日続落、首都北京のロックダウン警戒 週明け25日の香港市場は、主要66銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比769.18ポイント(3.73%)安の19869.34ポイントと5日続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が287.65ポイント(4.13%)安の6684.73ポイントと反落した。ハンセン指数は約6週ぶりに、心理的節目の2万ポイントを割り込んでいる。売買代金は1348億4310万香港ドルに拡大した(22日は1086億4780万香港ドル)。 新型コロナウイルス感染拡大の影響が懸念される流れ。感染が多発した北京市朝陽区では、25日以降にコロナ検査が実施される予定で、結果によっては、ロックダウン(都市封鎖)に入る恐れもある。政府が「ゼロコロナ」政策を堅持する中、行動抑制の長期化で国内経済が停滞すると不安視された。米金利高も逆風。先週末の米10年債利回りは2.9%台と高止まりし、目先の金融政策に影響しやすい2年債は2018年12月以来の高水準に達した。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、火鍋チェーン最大手の海底撈国際HD(ハイディラオ・インターナショナル・ホールディング:6862/HK)が15.8%安、資産総額で国内6位の招商銀行(3968/HK)が10.3%安、太陽光発電用ガラス基板メーカーの信義光能HD(シンイ・ソーラー・ホールディングス:968/HK)が8.7%安と下げが目立った。招商銀行に関しては、同行が発表した1〜3月期決算の増益率が13%にとどまっことも失望されている。 「ニューエコノミー」関連銘柄で構成されるハンセン科技(テック)指数は4.9%安(構成銘柄は全面安)。個別では、企業向けソフトウエア開発大手の金蝶国際軟件集団(金蝶国際ソフト:268/HK)が8.6%安、新興EV(電気自動車)メーカーの理想汽車(リ・オート:2015/HK)が8.4%安と値を下げている。 レストランチェーンなど外食関連も安い。上記した海底撈国際のほか、九毛九国際HD(9922/HK)が10.4%、呷哺呷哺餐飲管理HD(520/HK)が10.3%、海倫司国際HD(9869/HK)が8.8%ずつ下落した。 エネルギー・素材セクターも急落。エン鉱能源集団(1171/HK)が7.5%安、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が7.3%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が13.8%安、鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が12.1%安で引けた。 海上輸送やコンテナリース・生産の海運関連も売られる。中遠海運能源運輸(1138/HK)が16.4%安、太平洋航運集団(2343/HK)が9.2%安、中遠海運HD(1919/HK)が8.1%安、中国国際海運集装箱(中国国際コンテナ:2039/HK)が6.4%安、中遠海運発展(2866/HK)が3.8%安で取引を終えた。 一方、本土市場は急反落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比5.13%安の2928.51ポイントで取引を終了した。景気動向に敏感な素材株を中心に、ほぼ全セクターが値下がりしている。 亜州リサーチ(株) 《FA》