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中国本土株式概況:上海総合0.4%安で反落、ITハイテク関連に売り

2022/3/31 17:02 FISCO
*17:02JST 中国本土株式概況:上海総合0.4%安で反落、ITハイテク関連に売り 31日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比14.39ポイント(0.44%)安の3252.20ポイント(上海A株指数は0.44%安の3408.61ポイント)と反落した。 中国景況感の悪化が嫌気される流れ。朝方公表された今年3月の製造業PMI(中国国家統計局などが集計)は49.5となり、市場予想(49.8)や前月実績(50.2)に届かなかった。節目の50を5カ月ぶりに割り込むなか、中国景気の鈍化懸念が強まっている。米国の対中圧力も警戒。米証券取引委員会(SEC)は3月30日、「外国企業説明責任法(HFCAA)」に抵触する上場企業の暫定リストに百度(バイドゥ:9888/HK、BIDU/NASDAQ)など5社を追加した。もっとも、下値は限定的。中国経済対策の期待感が相場を下支えしている。中国人民銀行は30日、金融政策の規模を拡大するなど一段の経済支援をしていく方針を表明した。人民銀は朝方、前日に続き厚めの資金を市中供給している。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が5.8%安、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)が4.7%安、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が4.0%安で引けた。 非鉄株も安い。中国アルミ(601600/SH)が2.5%、江西銅業(600362/SH)が2.4%、洛陽モリブデン(603993/SH)が1.7%ずつ値を下げた。 自動車株もさえない。安徽江淮汽車集団(江淮汽車:600418/SH)が4.2%安、長城汽車(601633/SH)が4.0%安、東風汽車(DFAC:600006/SH)が1.3%安と下落した。運輸株、医薬品株、食品飲料株、軍事関連株なども売られている。 半面、不動産株はしっかり。新城控股集団(601155/SH)が4.8%高、格力地産(600185/SH)が4.6%高、緑地HD(600606/SH)が1.5%高で取引を終えた。 銀行・保険株も物色される。中国工商銀行(601398/SH)が1.3%、招商銀行(600036/SH)が1.2%、中国人寿保険(601628/SH)が0.9%ずつ上昇した。工商銀の通期決算が増益となり、配当の増額も予定されるなど、大手行に好決算が相次いでいる。そのほか、エネルギー株、メディア関連株も買われた。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.36ポイント(0.48%)高の283.51ポイント、深センB株指数が6.27ポイント(0.60%)安の1043.52ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》