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18日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で3日続伸、不動産と金融に買い

2022/3/18 16:57 FISCO
*16:57JST 18日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で3日続伸、不動産と金融に買い 18日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比36.03ポイント(1.12%)高の3251.07ポイント(上海A株指数は1.12%高の3407.57ポイント)と3日続伸した。 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国人民銀行(中央銀行)は17日、主導的な金融政策を実施し、新規融資の適度な増加を促す方針を明らかにした。人民銀は週明け21日、銀行貸し出しの指標となる3月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」を発表する予定。コンセンサス予想は据え置きだが、一部では引き下げの期待も高まっている。ただ、指数は安く推移する場面もみられた。このところの急ピッチな上昇を受けた戻り売り圧力が意識された。米国の対中圧力も」不安視されている。ウクライナ情勢を巡り、米中首脳は18日(日本時間の今夜)に電話協議する予定。ブリンケン米国務長官は17日、「中国がロシアを支持する姿勢を見せた場合、その代償を支払わせるとバイデン大統領は述べるだろう」と語った。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の上げが目立つ。保利地産(600048/SH)や新城控股集団(601155/SH)、金地集団(600383/SH)などがそろってストップ高した。 金融株もしっかり。興業銀行(601166/SH)が4.3%高、招商銀行(600036/SH)が3.7%高、中国平安保険(601318/SH)が5.3%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.1%高で引けた。石炭・石油株、公益株、医薬品株、素材株、運輸株、自動車株なども買われている。 半面、ITハイテク株はさえない。情報技術サービスの上海宝信軟件(600845/SH)が3.9%安、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(中科曙光:603019/SH)と携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)がそろって2.0%安で取引を終えた。食品飲料株、エコ発電関連株、軍事関連株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.38ポイント(0.50%)高の276.07ポイント、深センB株指数が0.44ポイント(0.04%)高の1044.69ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》