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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日続落、通貨レアル安の進行が足かせ

2022/3/16 9:57 FISCO
*09:57JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日続落、通貨レアル安の進行が足かせ 【ブラジル】ボベスパ指数 108959.30 -0.88% 15日のブラジル株式市場は4日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比968.32ポイント安(-0.88%)の108959.30で取引を終了した。109924.5から107780.9まで下落した。 売りが先行した後は狭いレンジでもみ合った。通貨レアル安の進行が足かせとなっ た。外国人投資家がポートフォリオのなかのブラジル資産を見直している動きが活発 になっていると報じられている。また、原油価格の下落なども資源セクターの売り手 掛かり。一方、ロシアとウクライナの停戦交渉に対する期待などが指数をサポートし た。 【ロシア】 休場 【インド】SENSEX指数 55776.85 -1.26% 15日のインドSENSEX指数は6日ぶりに反落。前日比709.17ポイント安(-1.26%)の55776.85、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同208.30ポイント安(-1.23%)の16663.00で取引を終えた。 前日の終値近辺でもみ合った後は売りに押され、その後も下げ幅をじりじりと拡大させた。米中景気の不透明感が増していることが警戒された。また、ウクライナ情勢の悪化に伴う世界経済の混乱も引き続き圧迫材料。ほかに、両指数とも前日まで5日続伸しており、足元では高値警戒感が強い。 【中国本土】上海総合指数 3063.97 -4.95% 15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比159.57ポイント安(-4.95%)の3063.97ポイントと大幅に続落した。約1年8カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。 新型コロナウイルス感染症の急増が危ぐされる流れ。感染が全国的に広がる中国本土では、代表的なハイテク企業が本社を構える深セン市など、複数の大都市が事実上のロックダウンに踏み切っている。14日に確認された1日当たりの新規感染者数は、再び過去2年で最多となった。北京市に近い河北省廊坊市でもロックダウンが実施されるなど、各地で社会活動が停滞している。取引時間中に今年1-2月の中国経済統計が公表され、小売売上高や鉱工業生産額などが上振れたことを手がかりに指数は下げ渋る場面がみられたものの、終盤に入り売りの勢いが改めて強まった。 《FA》