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16日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で続伸、金融セクター上げ主導

2022/2/16 16:55 FISCO
*16:55JST 16日の中国本土市場概況:上海総合0.6%高で続伸、金融セクター上げ主導 16日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比19.74ポイント(0.57%)高の3465.83ポイント(上海A株指数は0.57%高の3632.27ポイント)と続伸した。 中国経済対策の期待感が強まる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の易綱・総裁は16日、開催中の主要20カ国・地域(G20)首脳会合で、緩和的な金融政策を柔軟に維持していく方針を示した。国内景気の腰折れを回避するため、当局は金融面と財政面で支えるスタンスを継続している。中国のインフレ懸念がやや薄らいだこともプラス。朝方公表された1月の中国物価統計では、消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の上昇率がそれぞれ事前予想以上に前月から鈍化した。金融緩和の余地が広がると期待されている。また、ウクライナ情勢を巡る過度な警戒感が和らいだことも追い風だ。(亜州リサーチ編集部) 金融株が相場をけん引。招商銀行(600036/SH)が1.7%高、興業銀行(601166/SH)が1.5%高、中国平安保険(601318/SH)が1.1%高で引けた。 不動産株も高い。保利地産(600048/SH)が3.4%、金地集団(600383/SH)が2.4%、新城控股集団(601155/SH)が1.6%ずつ上昇した。 自動車株もしっかり。安徽江淮汽車集団(江淮汽車:600418/SH)が3.8%高、東風汽車(DFAC:600006/SH)が3.7%高、長城汽車(601633/SH)が1.6%高で取引を終えた。インフラ関連株、素材株、医薬品株、運輸株、公益株、食品飲料株なども買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.61ポイント(0.57%)高の284.62ポイント、深センB株指数が3.58ポイント(0.31%)高の1153.39ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》