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24日の香港市場概況:ハンセン1.2%安で4日ぶり反落、科技指数は2.8%下落

2022/1/24 18:36 FISCO
*18:36JST 24日の香港市場概況:ハンセン1.2%安で4日ぶり反落、科技指数は2.8%下落 週明け24日の香港市場は、主要64銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比309.09ポイント(1.24%)安の24656.46ポイントと4日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が129.19ポイント(1.47%)安の8658.11ポイントと3日ぶりにそれぞれ反落した。売買代金は1243億1640万香港ドルに縮小している(21日は1541億7260万香港ドル)。 ネット企業に対する統制強化の動きが不安視される流れ。中国の人力資源社会保障部はこのほど、ネット大手11社に対してギグワーカー(プラットフォーム経由で単発の仕事を請け負う労働者)の権利保護に努めるよう求めた。また、先週末の米株市場で、ネット大手のさえない決算を受け、ナスダック指数が2.7%安と大幅に4日続落したことも逆風。香港市場でも、ネット株に売りが先行した。(亜州リサーチ編集部) 「ニューエコノミー」関連銘柄が下げを主導。ハンセン科技指数は2.8%安と他の指数をアンダーパフォームし、構成銘柄はほぼ全面安となった(30のうち下落29。個別では、動画配信プラットフォームのビリビリ(9626/HK)が8.5%安、オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が7.5%安、高性能データセンター開発・運営の万国数拠HD(GDSホールディングス:9698/HK)が7.1%安で取引を終えている。 中国自動車セクターも安い。長城汽車(2333/HK)が6.6%、小鵬汽車(9868/HK)が6.1%、吉利汽車HD(175/HK)が3.5%、比亜迪(BYD:1211/HK)が3.3%ずつ下落した。 非鉄セクターもさえない。新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.4%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.5%安、江西銅業(358/HK)が2.6%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.3%安と値を下げた。 半面、大手通信キャリアは物色される。中国移動(941/HK)が2.0%高、中国聯通(762/HK)が1.5%高、中国電信(728/HK)が0.8%高で引けた。最大手の中国移動については、親会社による保有株買い増しが支援材料。同社は24日、親会社の中国移動通信集団有限公司が2022年1月21日〜12月31日までに総額30億〜50億人民元(約900億円)のA株買い増しを実施する計画を立てていると発表した。 中国不動産セクターの一角も高い。雅居楽集団HD(3383/HK)が7.4%、中国恒大集団(3333/HK)が3.9%、広州富力地産(2777/HK)が1.6%ずつ上昇した。流動性危機に直面する中国恒大に関しては、外貨建て債務の返済に向け、海外資産を売却するもよう——と伝わったことも材料視されている。報道によると、恒大は傘下の電気自動車(EV)メーカー、中国恒大新能源汽車集団(恒大汽車:708/HK)を含む海外資産の売却を計画中。その資産規模は約55億米ドル(約6260億円)に達するという。 一方、本土市場は4日ぶりに小反発。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.04%高の3524.11ポイントで取引を終了した。ハイテク株が高い。不動産株、資源・素材株、 インフラ関連株、自動車株なども買われた。半面、金融株は安い。医薬品株、酒造・食品飲料株、公益株、運輸株も売られた。 亜州リサーチ(株) 《FA》