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14日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、コロナ感染再拡大を嫌気

2022/1/14 16:55 FISCO
*16:55JST 14日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、コロナ感染再拡大を嫌気 14日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比34.00ポイント(0.96%)安の3521.26ポイント(上海A株指数は0.96%安の3689.96ポイント)と続落した。 新型コロナウイルス感染再拡大を不安視した売りが続く。北京冬季五輪の開催を来月に控える中、感染が集中する地区では、ロックダウン(都市封鎖)などの行動規制が実施されている。実体経済に対する影響も懸念された。一方、海関総署(税関)が本日公表した昨年12月の中国貿易統計はまちまちの内容。輸出が市場予想を上回る半面、輸入は下振れている。週明け17日に10〜12月期のGDP(国内総生産)、12月の小売売上高などの発表を前に積極的な買いは手控えられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、石油関連の下げが目立つ。中国石油化工(600028/SH)が2.75%安、中国石油天然気(601857/SH)が3.47%安で引けた。製紙、金融、石炭セクターも安い。製紙メーカーの福建省青山紙業(600103/SH)が4.70%、中国ブローカー最大手の中信証券(600030/SH)が5.0%、石炭化学メーカーの雲南煤業能源(600792/SH)が5.7%ずつ下落した。中信証券は13日引け後、最大280億人民元を調達する株主割当増資を発表している。半面、医療機器、バイオ医薬、電子部品、プラスチック関連株が買われた。 一方、外貨建てB株相場は上海B株指数が1.21ポイント(0.42%)安の286.84ポイント、深センB株指数が6.35ポイント(0.54%)安の1176.76ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》