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26日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で続落、石炭株が安い

2021/11/26 16:57 FISCO
*16:57JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安で続落、石炭株が安い 26日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比20.09ポイント(0.56%)安の3564.09ポイント(上海A株指数は0.56%安の3735.52ポイント)と続落した。 中国国内の新規材料が乏しい中、外部環境の不透明感が売り材料視される流れ。中国当局の監督規制強化や、米中対立の悪化も引き続き懸念されている。配車サービスの滴滴出行(DIDI/NYSE)に対し、中国当局が米国での上場を廃止するよう求めているとの観測も浮上。テクノロジー企業に対する締め付け懸念が再燃した。欧州では新型コロナウイルス感染再拡大に歯止めがかからず、複数の国が行動規制を強化している。また、南アフリカ当局は25日、新たなコロナ変異種を確認したと発表。感染力が高いとみられ、専門家の間からは世界に広がる可能性も指摘されている。香港などでも確認されており、世界経済回復の足かせになると不安視された。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、前日に引き続き石炭が安い。中国中煤能源(601898/SH)が6.2%、中国神華能源(601088/SH)が2.9%ずつ下落した。 ホテル・観光セクターもさえない。長白山旅遊(603099/SH)が5.0%安、上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が3.1%安で引けた。紡織機械株、船舶製造株、交通運輸株なども売られている。 半面、環境保護、鉄鋼株は高い。廃棄物処理の中材節能(603126/SH)が3.1%、鉄鋼メーカーの内蒙古包鋼鋼聯(600010/SH)が7.0%ずつ上昇した。エレクトロニクス、セラミック関連株も買われている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.25ポイント(0.44%)安の281.01ポイント、深センB株指数が4.35ポイント(0.37%)安の1174.61ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》