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12日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安で続落、資源・素材と発電に売り

2021/10/12 17:02 FISCO
*17:02JST 12日の中国本土市場概況:上海総合1.3%安で続落、資源・素材と発電に売り 12日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比44.77ポイント(1.25%)安の3546.94ポイント(上海A株指数は1.25%安の3717.20ポイント)と続落している。 インフレ高進や電力不足を背景に、中国景気の鈍化懸念が改めて意識された。火力発電所が保有する石炭在庫が増加に転じている——と伝えられたものの、各地の電力消費制限は依然として続いている。石炭鉱山が集積する山西省では、洪水被害の広がりで、炭鉱復旧に遅れが出ているようだ。石炭先物価格は連日で過去最高値を更新している。指数は中盤から下げ足を速めた。(亜州リサーチ編集部) 鉄鋼や非鉄、建材、化学品など景気動向な資源・素材株の下げが目立つ。宝山鋼鉄(600019/SH)が4.2%安、中国アルミ(601600/SH)が4.4%安、華新水泥(600801/SH)が3.2%安、万華化学集団(600309/SH)が1.5%安で引けた。 発電株も安い。国電電力発展(600795/SH)が5.5%、大唐国際発電(601991/SH)が3.4%、華能国際発電(600011/SH)が2.9%ずつ下落した。ハイテク株、運輸株、インフラ関連株、金融株、不動産株なども売られている。 半面、石炭株の一角は高い。中国中煤能源(601898/SH)が2.0%、エン州煤業(600188/SH)が1.9%、永泰能源(600157/SH)が1.5%ずつ上昇した。消費関連株、不動産株の一角も買われている。 一方、外貨建てB株相場は上海B株指数が1.02ポイント(0.36%)安の279.02ポイント、深センB株指数が10.47ポイント(0.88%)安の1180.94ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》