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14日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で4日ぶり反落、金融・不動産に売り

2021/9/14 16:55 FISCO
*16:55JST 14日の中国本土市場概況:上海総合1.4%安で4日ぶり反落、金融・不動産に売り 14日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比52.77ポイント(1.42%)安の3662.60ポイント(上海A株指数は1.42%安の3838.70ポイント)と4日ぶりに反落した。 産業締め付けの警戒感が重しとなる流れ。現地メディアが伝えたところによれば、上海や広州など大都市で住宅ローンの審査や金利が一段と厳格化されている。中国商業銀行による不動産向け融資の不良債権比率悪化なども不安材料だ。売り圧力も意識される。上海総合指数は前日まで急ピッチに上昇し、足もとでは約6年1カ月ぶりの高値水準を切り上げていた。中国経済対策に対する期待感などで指数は上昇する場面がみられたものの、後場に入り下げ足を速めている。(亜州リサーチ編集部) 金融株が下げを主導する。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が3.6%安、招商銀行(600036/SH)が3.4%安、中国人寿保険(601628/SH)が3.6%安、海通証券(600837/SH)が3.3%安で引けた。 不動産株も安い。緑地HD(600606/SH)と上海世茂(600823/SH)がそろって3.7%、金地集団(600383/SH)が3.5%ずつ下落した。公益株、資源・素材株、消費関連株、インフラ関連株なども売られている。 半面、医薬品株はしっかり。浙江医薬(600216/SH)が5.5%高、薬明康徳(603259/SH)が4.1%高で取引を終えた。半導体株も物色されている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.68ポイント(0.96%)安の275.69ポイント、深センB株指数が15.65ポイント(1.26%)安の1225.51ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》