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31日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、金融・不動産に買い

2021/8/31 16:58 FISCO
*16:58JST 31日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高で3日続伸、金融・不動産に買い 31日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比15.79ポイント(0.45%)高の3543.94ポイント(上海A株指数は0.45%高の3714.33ポイント)と3日続伸した。 景気対策が期待される流れ。中国経済指標が下振れを受けて、当局は景気落ち込みを回避するため、テコ入れ策を強める——との見方が改めて広がった。また、中国人民銀行(中央銀行)など関係各局は先週27日、農村振興を支援する会議を開き、金融支援の強化方針を確認。市場の一部では、「農村振興のほか、ハイテク製造やグリーン産業支援のため、人民銀は9月に金融緩和策を打ち出す」との観測も流れている。朝方公表された8月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は50.1となり、市場予想(50.2)を下回った。また、同月の非製造業PMIは47.5となり、景況判断の分かれ目となる50を1年6カ月ぶりに割り込んでいる。景気先行き不安で売りが先行したものの、下値は堅く、指数は後場途中からプラスに転じた。(亜州リサーチ編集部) 金融株が相場をけん引。杭州銀行(600926/SH)が5.3%高、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が3.0%高、興業銀行(601166/SH)が2.2%高、中国人民保険集団(601319/SH)が1.6%高、招商証券(600999/SH)が2.5%高で引けた。 不動産株も高い。金地集団(600383/SH)が8.2%、保利地産(600048/SH)が5.0%、上海世茂(600823/SH)が2.3%ずつ上昇した。資源・素材株、自動車株、公益株、インフラ関連株の一角も買われている。 半面、ハイテク株はさえない。パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が5.8%、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)が3.9%、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が3.4%ずつ下落した。医薬品株、食品飲料株、海運株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.45ポイント(0.17%)高の266.87ポイント、深センB株指数が17.64ポイント(1.45%)安の1199.49ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》