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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅ながら続落、原油や金属の市況安が相場の重し

2021/5/21 9:28 FISCO
*09:28JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小幅ながら続落、原油や金属の市況安が相場の重し 【ブラジル】ボベスパ指数 122700.79 +0.05% 20日のブラジル株式市場は小反発。主要指標のボベスパ指数は前日比64.49ポイント高(+0.05%)の122700.79で取引を終了した。122136.2から122733.9まで上昇した。 中盤は下値を模索する展開もみられたが、終盤は再び買い戻された。欧米市場の上昇が好感され、ブラジル市場も終盤にプラス圏を回復した。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。また、米国の緩和策が縮小されるとの懸念も足かせとなった。 【ロシア】MICEX指数 3636.16 +0.04% 20日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMOEX指数は前日比1.40ポイント高(+0.04%)の3636.16で取引を終了した。3603.40から3658.27まで上昇した。 買いが先行した後は売りに押され、終盤は再び買い戻された。原油価格の下落がウエートの高い資源銘柄の売り手掛かり。イランのロウハーニー大統領が西諸国による同国への制裁について、近いうちに撤廃されると発言したことが警戒されたもようだ。予想通り制裁が撤廃されれば、全世界の1日あたりの原油供給量は100万バレルから150万バレル増加すると予測されている。一方、欧米市場の上昇が指数を下支えした。 【インド】SENSEX指数 49564.86 -0.68% 20日のインドSENSEX指数は続落。前日比337.78ポイント安(-0.68%)の49564.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同124.10ポイント安(-0.83%)の14906.05で取引を終えた。 前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に売りに押された。米国の緩和策が縮小されるとの観測がインドなど新興国からの資金流出懸念を強めた。また、新型コロナウイルス感染の再拡大に伴う世帯支出の縮小や消費者信頼感指数の低下なども小売セクターの売り手掛かりとなった。 【中国本土】上海総合指数 3506.94 -0.11% 20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比4.02ポイント安(-0.11%)の3506.94ポイントと小幅ながら続落している。 原油や金属の市況安が相場の重し。昨夜のWTI原油先物は3.3%安と大幅続落し、この日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)でも、非鉄や鉄筋など主要商品の先物価格が安く推移している。李克強首相が19日、コモディティ価格の安定化方針を示したことも市況安につながった。ただ、下値は限定的。経済活動の正常化期待は根強く、指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。2022年の冬季オリンピックを控えた北京市では、域内人口の80%以上に新型コロナウイルス感染症ワクチンが接種されている。また、現地メディアが20日までに伝えたところによれば、1回の接種で効果があるとされる康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス:6185/HK、688185/SH)のワクチンも各地で接種が始まった。なお、中国人民銀行(中央銀行)が朝方公表した事実上の貸出基準金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、予想通り13カ月連続で据え置かれている。 《CS》