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28日の中国本土市場概況:上海総合1.9%安で反落、人民銀の資金吸収を嫌気

2021/1/28 16:54 FISCO
*16:54JST 28日の中国本土市場概況:上海総合1.9%安で反落、人民銀の資金吸収を嫌気 28日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比68.17ポイント(1.91%)安の3505.18ポイントと反落した(上海A株指数は1.91%安の3674.12ポイント)。約3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。 中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が嫌気される流れ。人民銀が28日に実施した公開市場操作(レポ)では、リバースレポ取引により1000億人民元の資金を市中に供給したものの、満期到来分との差引では1500億人民元の吸収超だった。オペによる資金引き揚げは4日連続。なかでも28日は、吸収規模は昨年10月以来の大きさとなった。人民銀・貨幣政策委員の馬駿氏は先ごろ、「不動産や株式など一部分野でバブルが生じつつある」とコメント。当局が抑制に本腰を入れていると警戒された。また、香港との相互取引スキームを通じた27日の本土株売買は、2日続けて売り越しとなっている。資金流出も懸念された。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ITハイテク関連の下げが目立つ。通信インフラ設備メーカー大唐電信科技(600198/SH)がストップ安、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が9.2%安、陽光発電素材メーカーの隆基緑能科技(601012/SH)が7.9%安、IC設計の上海韋爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が6.5%安で引けた。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は3.6%安と急反落。他の指数をアンダーパフォームしている。 消費関連株も安い。家電メーカーの海爾智家(600690/SH)が5.0%、乳製品グループ大手の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)とスーパーマーケットチェーンの上海百聯集団(600827/SH)がそろって4.7%、中国ビール2位の青島ビール(600600/SH)が4.6%、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888/SH)が3.4%ずつ下落した。自動車株、素材株、医薬品株、銀行・保険株、海運株、不動産株、防衛関連株、インフラ関連株なども売られている。 半面、証券株はしっかり。中信建投証券(601066/SH)が2.4%、方正証券(601901/SH)が1.8%ずつ上昇した。メディア・娯楽関連株、公益株の一角も買われている。 一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が1.83ポイント(0.74%)安の245.71ポイント、深センB株指数が16.14ポイント(1.49%)安の1070.49ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》