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*10:22JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日続伸、海外市場の上昇などで 【ブラジル】ボベスパ指数　118400.57　+0.46％ 17日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比0.46％（543.22ポイント）高の118400.57で取引を終了した。117856.3から119027.1まで上昇した。 中盤は高値を追う展開を示したが、終盤は上げ幅を縮小させた。海外市場の上昇が好感され、投資家のリスク・オンムードがやや高まった。また、新型コロナウイルスワクチンの早期普及観測も引き続き支援材料。一方、連日の上昇で過熱感が強まり、やや伸び悩む展開となった。 【ロシア】MICEX指数　3282.67　+0.39％ 17日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMOEX指数は前日比0.39％（12.72ポイント）高の3282.67で取引を終了した。3274.45から3318.39まで上昇した。 終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。原油高が好感されたほか、海外市場の上昇も投資家のリスク志向を高めた。国内では、2020年の国内総生産（GDP）が予想ほど縮小しないとの見通しが好感された。20年のロシアのGDP成長率はマイナス3.6％になると予測されている。 【インド】SENSEX指数　46890.34　+0.48％ 17日のインドSENSEX指数は5日続伸。前日比223.88ポイント高(+0.48％)の46890.34、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同58.00ポイント高(+0.42％)の13740.70で取引を終えた。 終始プラス圏で推移し、後半に上げ幅を拡大させた。追加の景気対策への期待が高まっていることが指数をサポート。政府はこのほど、いかなる代償でも経済をV字回復させると発言。金融緩和を含む追加の景気対策が発表されるとの見方は優勢になっている。また、成長予想の上方修正も好感された。 【中国本土】上海総合指数　3404.87　+1.13％ 17日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比37.89ポイント高（+1.13％）の3404.87ポイントと3日ぶりに反発した。 商品市況高が相場の追い風。昨夜のロンドン金属市場（LME）ではアルミや銅など主要商品が上昇し、この日の上海商品取引所でも非鉄や鉄筋などが大きく買われている。中国の景気下支え策に対する期待も根強い。中国共産党・政府は今週にも、翌年の経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」を開く見通しだ。中国メディアの報道によれば、末端消費者の購買力引き上げなどが重要テーマとなる。内需の拡大に注力していく方針だ。ただ、金融リスク防止の強化や、金融政策、財政政策の「正常化」についても課題となる見込みで、関連銘柄にとってはネガティブ。朝方は銀行株に売りが先行し、指数もマイナス圏で推移する場面もみられた。 《AK》