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16日の中国本土市場概況:上海総合1.4%高で5日ぶり反発、5G関連に買い

2020/6/16 16:52 FISCO
*16:52JST 16日の中国本土市場概況:上海総合1.4%高で5日ぶり反発、5G関連に買い 16日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比41.72ポイント(1.44%)高の2931.75ポイントと5日ぶりに反発している(上海A株指数は1.44%高の3072.99ポイント)。 各主要の金融支援策が好感される流れ。米連邦準備委員会(FRB)は昨夜、従来の上場投資信託(ETF)に加え、個別企業の社債購入を開始することなどを発表した。日本銀行は16日、金融政策決定会合後の声明で、「新型コロナ対応資金繰り支援特別プログラム(特別プログラム)」を大幅に拡大すると発表している。中国でも同様に、緩和の動きが強まると期待された。 米中関係の過度な悪化懸念も薄らぐ。米メディアは15日、「ポンペオ米国務長官が中国当局者と17日にハワイで会談する方向で調整している」と関係者の話として報じた。香港英字紙は15日夜、中国側は楊潔・共産党政治局員が出席すると伝えている。 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。なかでも、第5世代移動通信システム(5G)関連が買われ、通信インフラ設備メーカー大唐電信科技(600198/SH)がストップ高、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)が6.3%高、光ケーブル生産の烽火通信科技(600498/SH)が4.7%高で引けた。米商務省は15日、米国企業が通信設備メーカー中国最大手の華為技術(ファーウェイ)との取引禁止ルールを変更し、5Gなどの基準作りで米企業と華為が協力することを認めると発表している。5Gネットワーク投資が世界的に加速するとの見方が広がった。 非鉄や鉄鋼の素材株も急伸。洛陽モリブデン(603993/SH)が7.1%高、杭州鋼鉄(600126/SH)が4.4%高で取引を終えた。このほか金融株、消費関連株、不動産株、インフラ関連株、運輸株、公益株、医薬品株など幅広く物色されている。 外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が2.28ポイント(1.10%)高の209.28ポイント、深センB株指数が8.46ポイント(0.99%)高の865.40ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《FA》