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18日の中国本土市場概況:上海総合1.8%安で6日続落、景気不安冷めやらず

2020/3/18 17:01 FISCO
*17:01JST 18日の中国本土市場概況:上海総合1.8%安で6日続落、景気不安冷めやらず 18日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比50.88ポイント(1.83%)安の2728.76ポイントと6日続落した(上海A株指数は1.83%安の2859.49ポイント)。終値ベースでは、19年2月15日以来、1年1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を不安視し、売りが膨らむ流れ。中国以外の国・地域では新型コロナの流行に歯止めがかからず、国境の閉鎖、製造業の操業や店舗の営業停止が相次いでいる。中国の感染拡大は終息しつつあるが、世界的なサプライチェーンの寸断による経済活動の縮小懸念が依然としてくすぶる状況だ。ゴールドマン・サックス(GS)は17日付のリポートで、中国のGDP成長率見通しを下方修正し、2020年1~3月期に前年同期比でマイナス9%まで悪化するとの見方を示している(従来予想はプラス2.5%)。今後数カ月でパンデミック(世界的大流行)が抑えられない限り、中国経済の回復は遅れると分析した。中国の経済対策などを好感し買われていたものの、指数は中盤から下げに転じている。 金融株が下げを主導する。招商銀行(600036/SH)が2.9%安、中国平安保険(601318/SH)が3.2%安で引けた。消費関連株も安い。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が3.6%下落した。不動産株、自動車株、運輸株、エネルギー株、インフラ関連株なども売られている。 外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が2.03ポイント(0.91%)安の220.94ポイント、深センB株指数が14.78ポイント(1.73%)安の841.27ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》