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16日の中国本土市場概況:上海総合3.4%安で4日続落、中国経済指標が予想以上に悪化

2020/3/16 16:50 FISCO
*16:50JST 16日の中国本土市場概況:上海総合3.4%安で4日続落、中国経済指標が予想以上に悪化 週明け16日の中国本土市場は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比98.17ポイント(3.40%)安の2789.25ポイントと4日続落した(上海A株指数は3.40%安の2922.93ポイント)。2月4日以来、5週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。 中国指標の記録的な悪化が不安視された。取引時間中に公表された今年1~2月の各種統計では、小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資などが軒並み予想以上に減少。なかでも小売売上高は前年同期比で20.5%減少し(予想は4.0%減)、統計開始以来初のマイナス成長に陥った。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を引き下げたことなどが好感され小高くスタートしたものの、指数はほどなくマイナスに転換。中盤以降は下落幅を拡大した。 金融株が下げを主導。招商銀行(600036/SH)が5.2%安、中国平安保険(601318/SH)が3.6%安で引けた。消費関連株も安い。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が4.1%下落した。ハイテク株も急落。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が8.6%安で取引を終えた。このほか不動産株、自動車株、インフラ関連株、医薬品株、運輸株、インフラ関連株なども売られている。 外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数が5.29ポイント(2.31%)安の224.06ポイント、深センB株指数が21.03ポイント(2.37%)安の866.62ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》