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9日の中国本土市場概況:上海総合3.0%安で大幅続落、石油関連に売り

2020/3/9 16:56 FISCO
*16:56JST 9日の中国本土市場概況:上海総合3.0%安で大幅続落、石油関連に売り 週明け9日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比91.22ポイント(3.01%)安の2943.29ポイントと大幅続落した(上海A株指数は3.01%安の3084.33ポイント)。終値で今月3日以来、1週ぶりに心理的節目の3000ポイントを割り込んだ。 原油安が逆風。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国が開いた6日の会合では、協調減産で合意できず、先週末のWTI原油先物は10%安と3日続落した。その後、サウジアラビアは全輸出先を対象に4月の公式販売価格(OSP)引き下げ、大幅増産も公表。9日の時間外取引では、WTI原油先物が一時30%超下落している。投資家のリスク回避スタンスが強まった。 業種別では、石油関連の下げが目立つ。中海油田服務(601808/SH)が8.5%安、海洋石油工程(600583/SH)が7.0%安と急落した。ハイテク株も安い。LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が9.8%下げた。金融株もさえない。中国人寿保険(601628/SH)が4.7%安、招商銀行(600036/SH)が3.5%安で引けた。このほか、不動産株、消費関連株、自動車株、インフラ関連株なども売られている。 半面、空運株と海運株は高い。中国国際航空(601111/SH)が3.2%、寧波海運(600798/SH)が4.9%ずつ上昇した。薬品株や石油化学株の一角も物色されている。 一方、外貨建てB株相場は値下がり。上海B株指数が5.85ポイント(2.41%)安の237.20ポイント、深センB株指数が20.38ポイント(2.16%)安の922.24ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》