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20日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で反発、証券セクターに買い(訂正)
2020/2/20 17:20
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*17:20JST 20日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で反発、証券セクターに買い(訂正) 下記のとおり修正します。 (誤)19日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で反発、証券セクターに買い (正)20日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で反発、証券セクターに買い 20日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比54.75ポイント(1.84%)高の3030.15ポイントと反発した(上海A株指数は1.84%高の3175.36ポイント)。心理的節目の3000ポイントを回復し、約1カ月ぶりの高値水準を切り上げている。 金利の先安観が広がった。中国では一段の金融緩和が期待されている。寄り付き直後に公表された2月分の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」(事実上の貸出基準金利)は、1年物が4.15→4.05%、5年物が4.80→4.75%に設定。市場ではそれぞれ10ベーシスポイント(bp)の引き下げが予想されていた。習近平指導部が掲げるGDP成長率の目標を達成させるためには、最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」(事実上の貸出基準金利)引き下げだけでは不十分とする声も上がっている。 また、新型コロナウイルス感染による景気悪化が警戒されるなか、当局が企業支援のスタンスを強めていることも引き続き材料視されている。指数は朝方、マイナス圏に沈む場面がみられたものの、中盤から買いの勢いを増した。 業種別では、証券が高い。中信建投証券(601066/SH)が8.2%、中信証券(600030/SH)が5.9%、華泰証券(601688/SH)が5.2%ずつ上昇した。中信建投証券は上場来高値を更新している。相場活況が追い風。上海と深センの売買代金は19日、合計で約1兆人民元規模を超えた。 ハイテク株も急伸。金融機関向けソフトの恒生電子(600570/SH)が8.8%高、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が6.2%高、フラッシュメモリ製造などの北京兆易創新科技(603986/SH)が%高で引けた。北京兆易創新科技は最高値を切り上げている。このほか消費関連株、自動車株、運輸株、インフラ関連株、不動産株、発電株など幅広く買われた。 他の個別株動向では、中国海航集団(HNAグループ)傘下で空運業の海航HD(600221/SH)がストップ高。中国海航集団の債務不履行が警戒されるなか、「海南省政府はHNAと(海航HDの)経営権取得に向けて協議に入った」などと伝えられた。これより先、「中国政府は新型コロナウイルス感染拡大で経営難に陥った航空会社の救済に乗り出すもよう」と現地で報じている。 一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が4.68ポイント(1.95%)高の244.11ポイント、深センB株指数が15.29ポイント(1.62%)高の961.26ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》
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