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20日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、医薬・ハイテクに買い

2020/1/20 16:56 FISCO
*16:56JST 20日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、医薬・ハイテクに買い 週明け20日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比20.29ポイント(0.66%)高の3095.79ポイントと続伸した(上海A株指数は0.66%高の3243.82ポイント)。 中国指標の改善が引き続き材料視される流れ。国家統計局が17日公表した昨年12月の各種経済統計では、小売売上高や鉱工業生産などが予想を上回る伸びを示した。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給もプラス。人民銀は20日、14日物リバースレポ取引を通じて2500億人民元(約4兆円)を供給した。人民銀は先週、正味9000億人民元を市場に供給しており、その規模は週間ベースで過去最高を記録している。 業種別では、医薬セクターの一角が急伸。抗生物質の山東魯抗医薬(600789/SH)と江蘇聯環薬業(600513/SH)、漢方薬の河南太龍薬業(600222/SH)がそろってストップ高した。新型肺炎の感染拡大を背景に、薬品需要増の思惑が広がっている。武漢の保健当局は20日、新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の患者が18日と19日の2日間で新たに136人確認され、うち1人が死亡したと発表。20日には、北京市や広東省深セン市でも初めての患者が確認されたことが明らかとなっている。 ハイテク関連株も上げが目立つ。携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)大手の聞泰科技(WINGTECH:600745/SH)がストップ高、フラッシュメモリなど製造の北京兆易創新科技(603986/SH)が9.1%高、IC設計の上海書爾半導体(WILLSEMI:603501/SH)が7.4%高で引けた。それぞれ上場来高値を更新している。バイオやハイテクなどのベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は2.6%高と続伸し、約3年ぶりの高値水準を回復した。このほか、金融株、素材株、防衛関連株、公益株の一角も買われている。 半面、旅行・レジャー関連株はさえない。上海錦江国際酒店発展(600754/SH)が6.1%安、中国国際航空(601111/SH)が4.1%安、中国国旅(601888/SH)が3.3%安、上海国際機場(600009/SH)が1.8%安と値を下げた。消費関連株や自動車株、不動産株も売られている。 一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が0.53ポイント(0.21%)高の260.68ポイント、深センB株指数が2.04ポイント(0.20%)高の1002.07ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》