マーケット
5/9 15:15
38,073.98
-128.39
39,387.76
+331.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/10 8:20:24
9,786,011
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

27日の香港市場概況:ハンセン1.3%高で反発、碧桂園3.5%上昇

2019/12/27 18:00 FISCO
*18:00JST 27日の香港市場概況:ハンセン1.3%高で反発、碧桂園3.5%上昇 クリスマス連休明け27日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比361.21ポイント(1.30%)高の28225.42ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が158.57ポイント(1.44%)高の11194.55ポイントとそろって反発した。売買代金は749億2600万香港ドルとなっている(半日立会の24日は319億8400万香港ドル)。 中国の政策に期待感が先行する流れ。財政科学研究院トップの劉尚希氏は26日、「中央政府は地方政府が発行できる2020年の特別債規模を約10%増やす可能性がある」と指摘した。中国企業の業績改善もプラス。取引時間中に公表された中国経済指標では、全国工業企業の利益総額が今年11月、前年同月比で5.4%上昇した。10月の9.9%減から大幅に持ち直している。また、米中通商協議を巡り、「第1段階の合意」文書が来月上旬にも署名されると伝わったことなどを材料に、昨夜の米株が史上最高値を更新したことも好感された。 ハンセン指数の構成銘柄では、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が3.5%高、マカオ・カジノの銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.8%高、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.6%高と上げが目立った。 業種別では、中国の不動産が高い。上記した碧桂園のほか、融創中国HD(1918/HK)が5.8%、保利置業集団(119/HK)が5.5%、中国恒大集団(3333/HK)が3.9%、雅居楽集団(3383/HK)が3.6%、龍湖地産(960/HK)が3.1%ずつ上昇した。融創中国と龍湖地産はそろって上場来高値を更新している。中国の関係部局が25日に戸籍取得の条件を緩和する方針を示すなか、住宅需要の拡大が意識された。 非鉄や建材など素材セクターも急伸。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が6.9%高、江西銅業(358/HK)が4.3%高、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が4.2%高、中国建材(3323/HK)が3.6%高と値を上げた。安徽海螺は最高値を切り上げている。 海運・港湾セクターもしっかり。中遠海運能源運輸(1138/HK)が4.3%高、中国国際海運集装箱(中国国際コンテナ:2039/HK)と中遠海運HD(1919/HK)がそろって2.6%高、中遠海運港口(1199/HK)が2.5%高で引けた。 一方、本土市場は小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%安の3005.04ポイントで取引を終えた。ハイテク・証券株が安い。医薬品株、自動車株、不動産株なども売られた。半面、非鉄やレアアースなどの素材関連株は高い。食品飲料株も買われた。 【亜州IR】 《FA》