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概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は続落、米中対立の長期化観測が嫌気

2019/9/4 9:42 FISCO
*09:42JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル市場は続落、米中対立の長期化観測が嫌気 【ブラジル】ボベスパ指数 99680.83 -0.94% 3日のブラジル市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比944.91ポイント安(-0.94%)の99680.83で取引を終えた。101416.7から99406.1まで下落した。 朝方はプラス圏を回復する場面もあったが、その後は再び売りに押された。米中対立の長期化観測が嫌気された。中国商務省は2日、米国を世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表した。また、経済指標の悪化も圧迫材料。7月の鉱工業生産は前年比でマイナス2.5%となり、市場予想のマイナス1.2%を下回った。 【ロシア】MICEX指数 2774.20 +0.04% 3日のロシア株式市場は6日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比1.19ポイント高(+0.04%)の2774.20で取引を終了した。2757.85から2781.06まで上昇した。 マイナス圏で推移した後は終盤にプラス圏を回復した。スルグトネフテガス(SNGS)の急伸が指数をサポート。同社が投資会社を設立するとの発表が好感されたもようだ。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が資源銘柄の売り材料となったほか、中国が米国を世界貿易機関(WTO)に提訴するなど米中貿易戦争の長期化観測も嫌気された。 【インド】SENSEX指数 36562.91 -2.06% 3日のインドSENSEX指数は反落。前日比769.88ポイント安(-2.06%)の36,562.91、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同225.35ポイント安(-2.04%)の10797.90で取引を終えた。 終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。予想以上の成長鈍化が圧迫材料。4-6月期の国内総生産(GDP)成長率は5.0%となり、前期の5.8%と市場予想の5.7%を下回った。国内消費の落ち込みや製造業の低迷が継続していることが指数の足かせとなったもようだ。 【中国本土】上海総合指数 2930.15 +0.21% 3日の上海総合指数は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.05ポイント高(+0.21%)の2930.15ポイントと続伸した。約1カ月ぶりの高値水準を切り上げている。 景気支援策を期待した買いが続く。中国国務院は1日、インフラ開発プロジェクトなどを通じ、景気をテコ入れする方針を打ち出した。米中貿易摩擦の長期化による景気減速懸念がくすぶるなか、当局は一段の景気テコ入れ策を打ち出すとの思惑が強まっている。「米中の政府高官は、9月に予定する閣僚級通商協議の日程調整で難航している」と伝わったことなどを嫌気し指数は下げる場面がみられたものの、全体としてはしっかりとした値動きだった。 《CS》