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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、米中首脳会談を控え慎重ムード

2019/6/28 9:50 FISCO
*09:50JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は弱含み、米中首脳会談を控え慎重ムード 【ブラジル】ボベスパ指数 100723.97 +0.04%27日のブラジル市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比35.34ポイント高(+0.04%)の100723.97で取引を終えた。99420.64から101024.95まで上昇した。 軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。米中貿易協議への進展期待が支援材料。一方、前半は軟調な推移となった。成長予想の大幅下方修正が嫌気された。ブラジル中央銀行はこのほど、2019年のブラジル成長予想を3月に予測した2%から0.8%に下方修正した。なお、ブラジル中銀がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2019年の成長予想は0.87%に下方修正された。下方修正は17週連続となった。 【ロシア】MICEX指数 2779.66 +0.16%27日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比4.52ポイント高(+0.16%)の2779.66で取引を終了した。2756.61から2790.59まで上昇した。 中盤にマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。今週末に米中首脳会談を控え、慎重ムードが強い。一方、資源の一角に買いが広がったことが指数をサポートした。個別では、ルクオイル(LKOH)が上昇した半面、ズベルバンク(SBER)、マグニト(MGNT)が安い。 【インド】SENSEX指数 39586.41 -0.01%27日のインドSENSEX指数は弱含み。前日比5.67ポイント安(-0.01%)の39586.41、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同6.00ポイント安(-0.05%)の11841.55で取引を終えた。 プラス圏で推移した後は終盤に売りに押された。今週末に米中首脳会談を控え、慎重ムードが強い。また、SENSEX指数が引き続き過去最高値水準で推移しており、利益確定売り圧力も継続した。 【中国本土】上海総合指数 2996.79 +0.69%27日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比20.51ポイント高(+0.69%)の2996.79と3日ぶりに反発した。 中国景気の過度な先行き不安が後退する。朝方公表された5月の工業企業利益は、増減率が前年同月比1.1%のプラスに転じた(4月はマイナス3.7%)。米中通商協議の進展も期待される。米ホワイトハウスの報道官は、「米中首脳会談が29日午前11時30分に大阪で開かれる」と正式発表。香港英字紙は27日の取引時間中に、「中国と米国は貿易戦争の停戦で暫定的に合意したもよう」と消息筋情報として報じている。 《CS》