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20日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で続落、万洲国際5.2%下落
2019/5/20 18:00
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*18:00JST 20日の香港市場概況:ハンセン0.6%安で続落、万洲国際5.2%下落 週明け20日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比158.85ポイント(0.57%)安の27787.61ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が55.33ポイント(0.52%)安の10633.42ポイントとそろって続落した。ハンセン指数は約4カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。売買代金は1055億7900万香港ドルと低水準が続いた(17日は1024億3400万香港ドル)。 米中通商協議の先行き不透明感が重し。米CNBCは先週末、「米中の貿易協議は行き詰まったもよう」などと報じている。また、米メディアは20日、「グーグルは米政府の方針に従い、中国通信設備メーカーの華為技術(ファーウェイ)に対し、Android OSのサポートを停止する」と関係者の話として伝えた。 ハンセン指数の構成銘柄では、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が5.2%安、域内大手行の中銀香港(2388/HK)が5.1%安、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.0%安、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.9%安と下げが目立った。テンセントに関しては、同社が20日朝、子会社が有料配信中の米人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」第6話・最終回について、「技術問題で予定通り配信できない。配信スケジュールは改めて通知する」と発表したことを嫌気している。指数寄与度の大きいテンセント株は、1銘柄だけで指数を106ポイント押し下げた。 業種別では、中国の不動産が安い。首創置業(北京キャピタル・ランド:2868/HK)が5.0%、雅居楽集団HD(3383/HK)が3.8%、保利置業集団(119/HK)が2.8%、中国金茂HD(817/HK)が2.7%、碧桂園HD(2007/HK)が1.8%ずつ下落した。 空運・海運セクターも売られる。中国東方航空(670/HK)が5.4%安、中国南方航空(1055/HK)が4.3%安、中国国際航空(753/HK)が3.5%安、中遠海運能源運輸(1138/HK)が5.2%安、中遠海運HD(1919/HK)が2.7%安、太平洋航運集団(2343/HK)が1.4%安と値を下げた。 半面、石油関連銘柄の一角はしっかり。業界大手3社の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.1%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が1.8%高、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が1.1%高で引けた。主要産油国の減産継続の観測が流れるなか、WTI原油先物が時間外取引で急反発したことを材料視している。 一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.41%安の2870.60ポイントで取引を終えた。消費関連株が安い。自動車株、医薬品株、不動産株、素材株、運輸関連株なども売られている。半面、ハイテク株の一角は急伸。証券株や銀行株の一角、石油株、メディア関連株も物色された。 【亜州IR】 《FA》
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