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*11:03JST 概況からBRICsを知ろう～インドSENSEX指数は小反発、成長加速観測が好感 【ブラジル】ボベスパ指数　96291.79　-1.11％ 9日のブラジル市場は4日ぶりに反落。主要指標のボベスパ指数は前日比1077.50ポイント安（-1.11％）の96291.79で取引を終えた。97366.05から95487.57まで下落した。 中盤に下げ幅を拡大させる場面もあったが、その後はやや値を戻した。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まっているほか、欧米の貿易戦争が激化するとの懸念が圧迫材料。また、世界景気への不安が再び高まっていることなども指数の足かせとなった。 【ロシア】MICEX指数　2570.28　+0.40% 9日のロシア株式市場は9日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比10.21ポイント高(+0.40%)の2570.28で取引を終了した。2556.37から2574.07まで上昇した。 小幅高で寄り付いた後は前日の終値近辺でもみ合った。MOEX指数はこの日、終値ベースで再び過去最高値を更新して取引を終えた。米国による追加の制裁懸念がやや後退していることが支援材料。また、2019年の成長率が政府予想の1.3％を上回るとの見通しも好感された。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、積極的に上値を追う展開はみられなかった。 【インド】SENSEX指数　38939.22　+0.62％ 9日のインドSENSEX指数は小反発。前日比238.69ポイント高(+0.62％)の38939.22、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同67.45ポイント高(+0.58％)の11671.95で取引を終えた。 前日の終値近辺でもみ合った後は終盤に上げ幅を拡大させた。成長加速観測が好感された。世界銀行は最新リポートで、2019年度（20年3月まで1年間）のインドの成長率が18年度の7.2％（予想）から7.5％まで加速するとの見方を示した。 【中国本土】上海総合指数　3239.66　-0.16％ 9日の上海総合指数は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.15ポイント安（-0.16％）の3239.66ポイントと続落した。 指数は年初からの上昇ピッチが速かっただけに、売り圧力が意識された。本土・香港間の株式相互取引を通じた8日の売買では、香港経由の本土株売買が大幅な売り越しとなっている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の景気テコ入れ策に対する期待感が根強く、指数はプラス圏で推移する場面もあった。 《FA》