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25日の中国本土市場概況:上海総合5.6%高で続伸、金融セクター上げ主導

2019/2/25 16:50 FISCO
*16:50JST 25日の中国本土市場概況:上海総合5.6%高で続伸、金融セクター上げ主導 週明け25日の中国本土市場は大幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比157.06ポイント(5.60%)高の2961.28ポイントと続伸した。昨年6月以来の高値水準を急回復している。上海A株指数も上昇し、164.56ポイント(5.60%)高の3101.34ポイントで取引を終えた。 米中貿易交渉の進展が好感される。米中の両政府は、ワシントンで閣僚級通商協議を延長して24日まで実施した。トランプ米大統領は24日に自身のツイッターで、「協議は充分な進展がみられた」と評価し、関税引き上げ期限(3月1日)の延期方針を表明している。トランプ氏は3月中にも習近平・国家主席と会談し、通商問題の最終合意を目指す意向だ。また、中国の国営メディアは25日、協議では両国の利益となる合意に近づいたと報じている。中国の政策に対する期待感も強まる状況。中国共産党中央政治局は22日、習主席の主催で会議を開き、積極財政の加速方針を確認した。 金融株が主導し、指数構成銘柄はほぼ全面高。中国人寿保険(601628/SH)と中国人民保険集団(601319/SH)、中信証券(600030/SH)がそろって値幅制限いっぱいまで買われ、中国工商銀行(601398/SH)が6.3%、招商銀行(600036/SH)が6.2%ずつ上昇した。ハイテク株も上げが目立つ。 金融機関向けソフト開発会社の恒生電子(600570/SH)とネットワークシステム開発の用友網絡科技(600588/SH)、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)、通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)などがそろってストップ高した。元高メリットの空運株、紙・パルプ株も急伸。上述の協議で為替に関する合意に近づいたとされるなか、25日の外国為替市場では、対米ドルの人民元相場が昨年7月以来の元高水準で推移した。 外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が13.31ポイント(4.60%)高の302.89ポイント、深センB株指数が35.24ポイント(3.70%)高の988.13ポイントで終了した。 【亜州IR】 《FA》